2月1日(日)
16時くらいにスカイプ着信。
寝起きの佐藤君、ベッドの中から「おはよう」です。
PCの充電が切れるからとデスクに移動して、まずはコーヒー。
昨日コーヒーの粉やらもろもろ買ってきたらしく、独身貴族にしてはずいぶんと潤ってる食生活のようです。
佐藤 「あのさぁ、お願いがあるんだけど」
さくら 「なあに?」
佐藤 「バナナ・・・食ってもいい?」
さくら 「いいよ」
目の前とはいえ、匂ってこなければOKです。これまで気を使ってくれてたかと思うと、なんだか申し訳ない気分(私もスカイプ越しに納豆食べないようにしてたけど・・・)
あっという間に佐藤君の胃袋に納まった2本のバナナ。コーヒーがバナナ臭を消してくれるはず・・・
いや、臭いはしないからいいんですけど、いいんだけどね・・・
この日のドイツは、とにかく寒いらしい。曇った窓から外を覗くと、雪がちらついてるようです。
私は昨日より体調もよくなってご機嫌。
佐藤君のブログのペットが一度も「好き」とか言ってくれないとか、たわいもない話・・・
さくら・・・鉄分は・・・愛
やり方・・・遠距離は・・・胸・・・画像・・・解消♪
さくらか・・・男・・・遠距離・・・鉄分・・・心配が・・・指輪!・・・安心・・・
上記ペットのつぶやきに爆笑!
ペットも私に夢中なことは間違いないねと、バカップル的な会話をしてました。
運動不足で体が重いらしい佐藤君。今日はゆっくり飲みたいからと少し晴れ間が見えた18時過ぎ(ドイツは朝10時)にスカイプ放置でジムへ行ってしまいました。かという私も内地の女友達からの相談長電話したり、ゲストハウスの方に来てた顔見知りのお客さんに呼ばれ、外出・・・
22時に部屋に戻ると、すでにくつろぎモードの佐藤君。あと5分帰ってくるのが遅かったら携帯が鳴ってるところだった(それもまた部屋に放置・汗)。
すでに一口大に切られていた野菜をコンソメスープでクツクツ似て、佐藤君の遅めのランチを作りました。
RyoブログでのKさんのコメントを読んだ佐藤君、しきりに病院へ行って診てもらえと・・・私もこれまで何度も行ってるんだけど、原因不明で終わっちゃってたんだと説明しても譲らない。
さくら 「今は3ヶ月に一回ぐらいひどい生理痛があるだけなんだよ。前は不正出血があったから病院行ったけど、原因不明で何軒も行ったけど、会社辞めたら治ったの」
佐藤 「その頃は小さい腫瘍で見つからなかったのかもしれないだろ。いいから病院行けよ」
さくら 「産婦人科嫌いー!」
佐藤 「病院好きなヤツなんていないって!いい子だから検査行って?」
さくら 「来月もお腹痛くなったら行く・・・けど、生理痛はみんなあるんだよ。病気じゃないの!」
佐藤 「ちょっと検査行くだけだろ?注射したりしないだろ?(さくらは注射が大嫌い)」
さくら 「注射はしないだろうけど、いろいろ嫌なんだよ、産婦人科だけは」
佐藤 「・・・女医のところに行けばいいだろ?」
さくら 「そういう問題もあるけど、産婦人科行くたびに子供嫌いになるから」
佐藤 「なんで?」
実は子供が好きじゃないかも・・・と言わなきゃと思ってたことをこんなきっかけで話す事になるとは。
激痛を伴う不正出血がひどかった4年ほど前。初めて行った産婦人科医で、待合室の椅子はすべて母親とその子供(幼稚園~小学低学年)に埋め尽くされ、仕方なく地下へ続く階段に腰掛けて待ってたんです。そしたら走りまわったりジャンプしたりして騒ぐ子供たちの振動がすごいし、私の背中にぶつかっても謝らない・・・
親も「こらこら、○○くん、じっとしてなさい」なんて調子で、とりあえず声をかけてるだけで笑ってるんです。
私は結局呼ばれても動けないぐらいになっちゃったんですけど・・・
子供に罪はない。親が悪いんだってわかってるんだけど、あれから子供が苦手になってしまって・・・かわいい赤ちゃんを見ても心が動かないんですよね・・・
これ以上子供嫌いになったら、妊娠したくもない人になっちゃう。
子供が嫌いなんて、ものすごい冷たい人みたいだし。
(まぁ、これが産婦人科に行きたくない本当の理由とはちょっと違うんですけど。本当は冷たい器具を入れられるのが泣くほど大嫌いです)
佐藤 「しつけのできない親のせいだろ」
さくら 「わかってる」
佐藤 「そこまで嫌いだったんだ・・・」
さくら 「嫌いって言うか、好きではないっていうか・・・夢物語みたいに話してるのは楽しかったんだけど、実際にってなると・・・」
佐藤 「俺との子でも?ほしくない?」
さくら 「ほしくないわけじゃないよ。ほしいよ(子供が守らなきゃいけない存在になって自分が頑張れる気もするし)」
佐藤 「自分の子はかわいいっていうじゃん」
さくら 「みんなそういうけど、私もそうかなって思うけど、もし産んでから愛せなかったらどうしようって、イライラして虐待でもしちゃったらって怖くなる」
佐藤 「考えすぎだろ」
さくら 「けどうちの大学(心療内科)の外来で来てた人で実際に何人もいたんだよ」
佐藤君、黙ってしまいました。
無理もないですよね・・・結婚して子供作って・・・と嬉しそうに語ってた人だもん。
私もペットやジャの子たちは我が子のように考えられるのに、リアルな子供となるとなんでこうなんだろうと悶々・・・
佐藤 「・・・子供の前にさ」
さくら 「・・・・・」
佐藤 「お前の健康管理が先だよ」
生理痛を調べてみたら、もしかして不妊症の可能性もあるかもしれないと、佐藤君。
病院へ行けと、話しは振り出しに戻りました(行くと約束しました)。
佐藤 「あーっ!!!(突然叫ぶ)」
さくら 「(びっくり)え、なに!?」
佐藤 「お前、なんで指輪してねーんだよ!」
ハッとして頬杖をついてた手をぱっと開いてみると、確かに両手10本の指には飾り物はなく・・・うっかりしてました。ここで言い辛くて黙っていたことを告白する事に・・・
さくら 「実はね・・・あの指輪、
ちょっとサイズがおっきかったの・・・」
佐藤 「え、なんて?」
さくら 「あの、あのね(指輪を薬指に装着)こうして見るとちょうどいいんだけど、ここのフカフカ(掌側の基節部分)にぴったりではなくて、うっかりするとスルッと抜けちゃうから・・・」
佐藤 「(がっくりして机に突っ伏した)」
さくら 「ほら!人差し指にぴったりなの!」
佐藤 「サイズ計ったのに・・・あーっ!あの時(クリスマスの翌日)お前太ってたからだ!」
さくら 「そんなぐらいで指のサイズ変わらないんじゃない?(ですよね?)」
佐藤 「薬指じゃなきゃ意味ねーじゃんか!」
さくら 「人差し指でもかわいいよ、これ」
佐藤 「薬指!」
さくら 「(薬指にはめ直す)」
佐藤 「左手にしろよ!」
・・・サイズ直しをすると言ったら、もう一つ買うからいいとスネた佐藤君。。。
次に会えた時に立ち合いの元にという話しになったけど、、、
佐藤 「婚約指輪って、給料三か月分ってほんと?ハリーウィンストンがいいんだっけ?」
さくら 「ウソウソっ!そんなのほしくない!(もったいなくてできないし!)ハリーウィンストン買うくらいなら、マンションの頭金にした方がずっといい!だいたい婚約指輪なんていらない!結婚指輪だけあれば十分!」
佐藤 「そういうもん?」
さくら 「世間の人はどうだか知らないけど、私はそれでいい!」
佐藤 「送り甲斐のない女だなぁ・・・」
私の既婚者友達の一部は、自分も出資するからハリーウィンストンじゃなきゃ嫌!なんて言ってのけた元CAみたいな人もいます。それで購入できたのが最低ランクの小粒ピンクダイヤのリング(500万だって!)。
ブランドに囚われるより、もっと有意義な使い方した方がいいと思うんですけど、私は。
どんな高給取りだったとしても所詮サラリーマン・・・大儲けしてる社長さんクラスじゃないと、さすがにハリーウィンストンは・・・汗
だったらヴァンドームあたりの最高級の方がずっといい!(あれ!??w)
そんなこんなで本日のスカイプデイトは、3時半で終了。
佐藤君は日本人用のレンタルビデオ屋で借りてきたDVDを見るそうです。なんと『流星の絆』だって!(私の影響かしら?w)
向こうでは割と最近の連ドラがレンタルできちゃうんだって。Veohで見れるって教えた時は興味なさそうだったのに。
続く・・・連載エピソード別・目次は
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