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Girls' Talk~恋バナ倉庫~(旧・沖縄より愛を込めて

ここでは色恋沙汰&ビューティーの話をつれづれと。

   
カテゴリー「♡沖縄-ドイツ遠距離恋愛」の記事一覧

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遠距離恋愛:『自転車デイト』

前回のあらすじ:ライブ会場で介抱しようとしてくれた男とコンビニでばったり。なりゆきで仕事の話しになるも、ちょっと怪しい雲行きに・・・

*************************
4日、コンビニでの立ち話の後、事務所へ。

さっそくデザイナーに話してみたところ、思いっきり知り合いだったようで・・・

「仕事の話はありがたいけど、その人と二人でっていうのはやめた方がいいよ。女癖悪くて有名だからさ」とのこと・・・。

敵に回すにはよろしくないような、そこそこの権力者のようで。あー、面倒なことになりました。
仕事においては男という性別になれたらいいのにっていうのは、ずーっと昔から思うところです。

夕方過ぎ、先日浜辺で話をしたJくんから電話がありました。

Jくん 「さくら姉、こないだ言ってたデートの話、覚えとる?」
さくら「うん」
Jくん 「実は誘いの電話やねんけど、誘ってもええかなぁ?」
さくら「いいよ。いつがいい?」
Jくん 「明日とかどう?」
さくら「うん、いいよ」
Jくん 「ほんまに?じゃあ昼頃迎えに行くわ」
さくら「どこに行くの?」
Jくん 「うーん、明日までに考えとくわ」

しかし嬉しそうなJくん。なんだか若い子のこういう無邪気さって和みます。

翌日5日。11時に電話があり、思いっきり寝てたところを起こされて、12時にお迎えが。
Jくん、歩いて15分の距離なのに自転車で来てました。くそ暑い中、自転車の後ろに乗れと言います。
車出すから、それはやめようと言っても、どうしてもといってききません。
・・・仕方なく二人乗りしましたが、こんなの2年ぶりぐらいですよ。

さくら 「ねぇ、どこ行くの?」
Jくん 「着くまで内緒!」
さくら 「遠いの?近いの?」
Jくん 「ほどほどの距離」
さくら 「ほどほどって?」
Jくん 「ええからちゃんとつかまって!出発するで~!」

ステップがついてないママチャリなんで、後ろに座って腰にしがみつかないといけない感じ・・・なんとなく想像つくと思いますが、見た目ほど微笑ましいもんでもなく、とにかくすぐにお尻が痛くなってくるんです、これが。

Jくん 「さくら姉大丈夫~?」
さくら「むっちゃお尻痛い~!」
Jくん 「俺の帽子ひく?」

自転車を停めたJくんが被っていたでっかい夏用ニット帽を差し出してくれましたが、さすがに頭につけるものをお尻に引くのはなぁ・・・と遠慮して、途中のスーパーでもらったダンボールを引くことに。
少しはマシになって加速して行く自転車。
腰に腕を巻きつけたわけですが、Jくんはすごく細い。もしかして私より細いんじゃ・・・ってことはないだろうけど、無駄な肉はいっさいなし。私の腕っ節で折ってしまわないか不安に駆られつつ、Jくんはご機嫌でペダルをぐんぐん漕いでいきます。

Jくん 「さくら姉おなか空いてる?」
さくら「うん、空いてる~」
Jくん 「わかった!あとちょっとやで!もうちょっと待ってな~」

橋を曲がると、そのまま川沿いを走る。走ってる道は私の通勤路。このまま行っても何にもないのがわかるだけに、まったくどこへ向かってるのか不明です。
ちとアップダウンがあるところを立ち漕ぎまでして、車が渡れない細い橋を渡り、未知の世界へ突入・・・自転車がスピードを緩めたので、Jくんの右側から顔を出して見てみると、毎日近くを通ってたのに知らなかった小さな公園に到着したようで。

Jくん 「ついたで~!」
さくら「素敵な公園じゃない!」

そこは川沿いで、マングローブ見物ができるようになっている公園でした。ちょっとした屋根と椅子も、小さなテーブルまで完備してます。
すっかり公園を気に入った私に得意な顔をするJくん。自転車のかごからかばんを持ってきて、テーブルの上に広げ始めました。これがなんと手作りのサンドイッチ!水筒にアイスティーまで作ってくれてた!
男の人にこんなことされたのは初めてです。これは感動するでしょ?するよね??

さくら「めちゃくちゃおいしそう!ほんと、こんなことしてもらったことないよ、超感動~!」
Jくん 「ほんまに?」
さくら「うん、ほんとに。すっごい嬉しい!」
Jくん 「よかった♪ほな食べようや」

BLT、たまご、チキンサンド、めちゃくちゃおいしいの!アイスティーは本格的なチャイで、時間かかったと思うわ、準備するの。
もう乙女心がおかしなことになりそうでした。
私が食べてるのを本当にニコニコして見てるんですよ、彼は。「おいしいって顔してるの見てるのが嬉しい」とか言って、こんなこと言う嬉しそうな顔してる彼がめちゃくちゃかわいいんです。
やばいよ、ちょっと胸きゅんしてないか、私??と自分に問いかけつつも、簡単に収まるわけもないトキメキ。
予想外すぎて困ります、ほんと。

2時間ぐらいそこにいたかな。話してたことはたわいもないこと(バイトの人間関係の話から始まり、沖縄文化を背景にした人付き合いの仕方などなど)だったけど、楽しかった。本当に。

仕事があるのでまた自転車で家まで送ってもらったけど、正直もう少し一緒にいたかったと思うくらいでした。(もちろんそれは口に出さなかったけど)

これは佐藤くんに知れたらまずいです。。。
でも、ちょっとしたかわいいデイトなら、秘密にしててもいいよね?

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遠距離恋愛:『羞恥心』

    ライブ会場でのこと。

    気がつくとトイレの前の壁で人に囲まれ、心配されてる私。
    意識を失ってたのは3分程度だったそうですが、こんなこと生まれて初めての経験(のはず)で、激しく動揺。人だかりができるのもまずいので、女友達に介抱されつつ、一応まともに口がきけるレベルの私でしたが、水をもらってきてくれると彼女が離れたその時のこと。

    男   「大丈夫?」
    さくら 「はい、大丈夫です・・・(っつーか恥ずかしいから見ない振りしてほしい)」
    男   「俺、車で来てるから送ろうか?」
    さくら 「大丈夫です(とにかく恥ずかしい)」
    男   「横になりたいだろ?とりあえず俺の車で横になれば?」
    さくら 「大丈夫です(この人声でかくてみんなが足を止めてるよー)」
    男   「無理しないでいいよ」
    さくら 「ほんと、大丈夫です・・・(もう放っておいて、お願い)」

    恥ずかしいのでずっとうつむいて顔も見なかったんですけど、しつこくて本当に嫌だった。
    友達が帰ってきて、追っ払う空気を作ってくれたので助かりましたが、すぐに始まったライブの最中、結局ずーっとライブハウスの入り口の分厚いドアの外の喫煙所のところに友人と座ってました。
    (ライブが終わったとたんに人がなだれ出てきたせいで一緒に外に押し流されてしまい、あっさり帰宅することになりました・・・)

    「あの時女友達がいなかったらやばかったよ。変な男がやたら「だいじょうぶぅ~?」って、あれ外だったら連れてかれてたよ」
    なんて言われて、記憶がない(そりゃ気を失ってたんだもん)からゾーッとしました。
    絶対無駄に心配すると思って、佐藤くんには何も言わずライブがよかったと話をして、ついで眠いからと電話を切って、本当に寝てしまいました。
本当のことを言ったら「アルコール弱いのになにしてるんだ!」ってものすごく怒られたと同時に、それ以上に心配かけてしまうと思ったんです。 (遠距離ってこういうときに便利ですw)

    4日。寝覚めは最悪。まだ酒が残ってるような気がする・・・(ビール一杯しか飲んでなかったのに)
    寝不足とすきっ腹が原因で酔いつぶれた、まるで子供のような30代でしたが、気を失ってた3分以外の記憶はすべてあるもんだからたちが悪い。とりあえず事務所に行く前に方々にごめんなさいの電話を入れ、散々いじられ、3時くらいにようやく事務所へ行こうと車に乗り、途中で近所のコンビニに立ち寄ったところ、見ず知らずの男に話しかけられました。

    男  「昨日、***(ライブハウスの名前)にいなかった?」
    さくら「あ、はい、いましたけど・・・」
    男  「トイレの前で潰れてたよね?俺、車で寝たらって声かけたんだけど、覚えてる?」

    覚えてますとも、顔は知らなかったけど・・・。
    もうこの時点で今すぐこの場を去りたくて仕方ない、一応羞恥心のある私・・・。

    男  「あの後、大丈夫だった?」
    さくら「あ、はい、大丈夫でした・・・ご迷惑かけてすみませんでした(今日までに何回言ったことかこの台詞)」
    男  「あれからずっと気になってたんだよね。あ、俺、怪しいもんじゃないから」

    と、名刺を渡されたところ、本島北部で結構有名な某カフェレストランのオーナーだったことが発覚。

    さくら「私、今名刺切らしちゃってるんですが、ライターやってます。さくらです」
    男  「へー、ライターなんだ!」

    と、ちょっと世間話をしつつ、何気に悪い人じゃないんだと好感度が増して行く。
    ルックス的には素朴な感じの人ですが、ものすごい覇気のある人。明らかにサーファーの体系をしています。
    もう一つの仕事で、CDレーベルを持ってるとの話から、今度発売するCDのジャケットデザインや宣伝コピーの話が・・・よしっ!仕事GETか!?と思ったら、

    男  「こんなところで立ち話もなんだし、仕切りなおして近々飲みながら話そうよ」
    さくら「あ、はい、ぜひ。じゃあ、その時にデザイナーも連れてきますね」
    男  「いや、とりあえず二人で話し詰めてからがいいかも」

    ・・・あれ?むしろデザインの話になってたのに、なんでだ??

    ・・・続く・・・他の遠恋の話はこちらから→Rankingにほんブログ村 恋愛ブログ 遠距離恋愛へ

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遠距離恋愛:『テレフォンなんちゃら』

8月1日。
5日までに届くと言ってた新しいPCが突然届き、カスタマイズ・・・というと仰々しいですが、いまいち使い勝手がわからないVistaにいろんなソフトをインストールする作業で一日が終わる感じ。
(女友達から相談事があるからと家に引き返し・・・ほとんど仕事をしなかったけど)
PCに関して、何気に佐藤くんが大活躍してちょっと株があがったり。

2日。
佐藤くんはゴルフ接待ということで昼間の電話はなし。
私は那覇の友人と星空ツアーで国頭村の方へショートトリップ。ビーチに敷物をひいて天の川まで見える星空を1時間ほど堪能。12時過ぎに帰宅し、夜にちょこっと話したけど、朝が早かったらしくあくびしてたので、早々に切り上げました。

3日は日曜日。昼過ぎに佐藤クンから電話がかかってきて起床。とりあえず汗だくだったのでシャワーを浴びてから長電話が始まりました。

佐藤 「朝からゴルフの打ちっぱなしいってきた」
さくら「相変わらず朝強いよね・・・」
佐藤 「最近起床時間どんどん遅くなってない? また朝起こしてやろうか?」
さくら「起こしてほしいけど、8時はさすがに早すぎるんだよね・・・」
佐藤 「お前、結婚してた時どうしてたんだよ」
さくら「毎日夜中に帰宅してたから、朝は元旦那が家を出る時に起こしてもらってた」
佐藤 「今は会社員じゃないんだから、朝方にしろよ。睡眠時間も全然違うだろ、昼間に寝てると、夜に寝るのの2倍睡眠が必要なんだってよ」
さくら「へー、そうなんだ。でも私も本当に朝方になれるもんならなりたいよ」
佐藤 「頭ばっか使ってないで運動しろよ。体が疲れてないから寝れないんだよ」
さくら「ん・・・」
佐藤 「俺が傍にいたら、毎晩へとへとにさせてやるのにな」

ぎゃーぁ!昼間っから赤面発言っ!!
佐藤くんは結構さらっとこういうことを言うんです・・・。

さくら「ちょっと、恥ずかしいこと言わないでよっ」
佐藤 「恥ずかしいのはお前だろ?何勝手に妄想してんだよ。ストレッチだよ、ストレッチ」
さくら「嘘、絶対違う意味で言ったでしょ!」
佐藤 「そりゃセックスもするけど、毎晩何回もってさすがに無理だから。それは週末の楽しみにしといて」
さくら「リアクション困るから、ほんと」
佐藤 「なに?想像しちゃった?」
さくら「アホかっ!真昼間っからよう言うわ」
佐藤 「俺は簡単に想像できるけどな、今ワンピース着てるだろ?」

風呂上りはいつもワンピースなんで、ご名答なんですけど・・・

佐藤 「背中のジッパーが上の方ちょっと開いてるだろ?」

確かに体が硬いんで、気合入れないとあげきれません・・・

佐藤 「ちょっとっていうのが結構クルんだよな。いかにもジッパー下ろしてくれって言ってるみたいで」
さくら「それこそ考えすぎだから」
佐藤 「でさ、そのジッパーを下ろすと、腰の辺りに小さなほくろがあるんだよ」
さくら「え、そうなの?(知りませんでした)」
佐藤 「肩紐ずらしたら、ストンってワンピースが落ちて、お前は何にも下着着けてないから、水着の跡が薄っすらある裸になっちゃうの」
さくら「そんなに跡あった?焼いてないのに」
佐藤 「薄っすらとね。で、俺は後ろから羽交い絞めにして、左手でお前の顔を撫でながら首筋にキスして、右手で胸を・・・」
さくら「ちょっとぉっ!何はじめる気?おかしいんじゃないのぉ??」
佐藤 「目つぶってちゃんと想像しろって!」
さくら「想像したくないし、こんなの!」
佐藤 「俺は想像したいぃ!」
さくら「どんだけ根暗だって話でしょ、昼間っからこんなの。今家?引きこもり?」
佐藤 「今、風呂入ってる」

そういえば佐藤くんの携帯はドコモの防水携帯でした・・・

佐藤 「お前は***が弱いから、すぐに**って**して、俺はそこでお前の顔をこっちに向けてキスするの。****から唇開いてて、そこから舌入れて(中略)どう?想像できた?」
さくら「(呆れて物も言えない)」

これって、いわゆるテレフォンなんちゃらなんでしょうか?お互いにノリノリでやるのはあると聞いたことがありますが、片側一方通行で自作自演なんて、恥ずかしすぎる・・・
こんな彼氏、これまで会った事がございません・・・

さくら「あのさ、本当に、なんていうか、アホすぎるよ・・・」
佐藤 「いいじゃん、さくらにしか出来ないことの一つだろ?近くにいたらすぐに襲えるけど、実際遠いんだから、声しか聞けないじゃん」
さくら「風俗行っておいでよ・・・」
佐藤 「お前、風俗推奨派なの?」
さくら「推奨はしないけど、物理的に仕方ないって言うか・・・」
佐藤 「お前も禁欲してんだから、俺だけすっきりしたらかわいそうって思ってたんだけど。ちゃんと自己処理してるの?」
さくら「・・・は?」
佐藤 「やっぱ昼間は理性が働くからな。わかった、今度は夜やろう!」

完全に暴走機関車状態の佐藤くん。ちょっと可愛いんだけど、年を考えると少々痛いような・・・どう思います??

その夜、ライブを見に行く事になっていた友達が訪ねてきたので電話を切りましたが、なんだか妙にドキドキしてまともに話しも出来なかったかも。

そしてライブ会場でビールを飲んですっかりいい気分で揺られて、モンパチが始まるちょうど5分ほど前、急に激しい酔いが回り、気絶してしまいました・・・

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遠距離恋愛:『距離感』

前回までの出来事:
砂浜で並んで座り、星を眺めていたJくんとさくら。肌が触れるほど近づいてきたJくんに戸惑うさくらは・・・

********************
さくら 「私は気まずいし、汗ばんでるしさ、ちょっと離れるよ」

わざとらしく「よいしょ」なんて掛け声で腰の位置をずらすと、「よいしょ」っと真似して同じだけ近づくJくん。

さくら 「ちょっとー、なんで寄ってくるわけ?」
Jくん 「さくら姉、結構鈍感?」
さくら 「(まさかと青ざめつつ)は?(と惚けてみる)」
Jくん 「さっき、Aちゃんが遠慮して来うへんかったやん?なんでかわかる?」
さくら 「(えー、もうやめてよ)わからない」
Jくん 「(笑いながら)聞きしに勝る鈍感さやねぇ」

ここまで言われてわからないほど鈍感なわけがないです。
でも、もうメンズネタ追加の男子はいりません・・・。

さくら 「私はさ、ダーリンとしか・・・」
Jくん 「ダーリンとしか手も繋がへんのやろ?」
さくら 「・・・うん」
Jくん 「知っとるから、みんなから聞いた」
さくら 「人の噂話勝手にしないでよ、困るよ、そういうの」
Jくん 「別に噂話ちゃうよ、俺がさくら姉のこと教えてって聞いただけやから」
さくら 「私、彼氏いるんだよね」
Jくん 「えっ!?ほんまに??」
さくら 「内地にいるんだ。みんなには言ってないけど」
Jくん 「えー、えー・・・マジかぁ・・・」

ちょっとショックだったようで、大げさにジタバタしてるJくん。
傍らでホッと肩をなでおろす私。

Jくん 「そっかぁ・・・けど離れてたら淋しない?」
さくら 「そうでもないよ。お互い結構忙しいし」
Jくん 「それでこないだ内地帰っとったん?」
さくら 「うん、まぁそれもあるかな(大嘘)」

すると今度は彼氏がどんな人か聞いてきました。

さくら 「さくらより一つ年上で、背が高くて、割と男前で、エリートの癖にいきなり会社辞めて1年深夜特急的旅しちゃうような人」
Jくん 「・・・そうなんや。そんで遠距離でも大丈夫なんや。なんかすごいな。大人やな。さくら姉には合うてるような気がする・・・」
さくら 「居心地は悪くないかな。ちょっとやきもち妬きだけど」
Jくん 「そっか。それなら俺勝ち目ないな」

しゅーんとするJくん。けど仕方ないよね、こればっかりは。
ごめんねというのも気が引けて、結局私が話題を変えた(音楽ネタ)りしたんですが、Jくんが電話で席を外し、一人で星を眺めながら佐藤君のことを考えてました。
今頃佐藤君が空を見上げていたら、同じ星を見てるんだろうなーと。
そして3月に二人でこうして星空の下で話をしてた時、寒かったこともあって、腕だけはくっついてた。全然嫌じゃなかった。むしろ心地よくて、それ以上くっつくことも離れることもなく、いい距離感で朝を迎えて。
次の再会でそんな距離をあっさりと越えてしまったけど、私と佐藤くんは、もっとああいう時間を共有して、ゆっくりと距離を縮めて行くべきじゃなかったのかとあらためて考えてしまいました。

もう遅いけど・・・

(この後、目覚めた主賓が吐きまくり、その介抱に追われてました・・・)

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遠距離恋愛:『星空の下で』

前回までのあらすじ:
本の入稿作業に追われ、正直「男も酒も、なにもいらないから時間をくれ~!!」状態のさくらでしたが・・・

*******************

28日。カバー、表紙、1巻を入稿。
31日、残りをすべて入稿。

入稿が終わって、夜23時すぎから友達の誕生会へ(主賓はすでに酔いつぶれてた)。ここでものすごく久しぶりにビール!ってか、いろんな友達に会ったのもめっちゃ久しぶりで。
みんな生きてるのか死んでるのかもわからなかったと言われたけど、それぐらいの生活だったんですよねー、ほんと。
テンションあがってはっちゃけてたところ、2週間前に知り合ったJくん(26歳、神戸出身)が話しかけてきました。
彼はこっちで仕事を探して、落ち着くまではゲストハウスを仮宿にしている人。ハウス系のDJでもあります。こっちでの仕事探し、家探しなどでちょくちょく相談に乗ってたんですよね。

30分ほど話したら、散歩に行こうと誘われました。二人で行くのは周りにも誤解を招くしと、他の女の子に声をかけたところみんな遠慮するから、面倒くさくなって二人で出かけました。
といっても目の前の海なんですが、5分ぐらい歩きまして光の当たらない砂浜に着席しました。

話の内容は沖縄で生活をする上での必要最低所得とか、親孝行に対する考え方とか、割と『語り』系。この人とはいつもそういう話になりがちです。結構好きなんです、語り合いって。

Jくん 「親孝行したいねんけど、何したらええんやろって空回ってまうねんなぁ」
さくら 「子供が元気でいるってお知らせするだけでもいいんだと思うよ」
Jくん 「せやなぁ。俺は難しく考えすぎとったんかなぁ。よし、明日おかんに電話するわ」

見た目はスキンヘッドでちょっと悪そうなんですが、童顔でかわいい顔をした、とっても素直な子です。いつの間にか『さくら姉』と呼び始めたこの子は、この連載のレギュラー化するキャラにはならないと思ってましたが、だったらなぜここに登場したのか??

・・・この日、ものすごく天気がよくて月が出てなかったために、星の数が半端じゃなかったんです、それこそ星座がわからないくらいで。
私は暗がりでJくんの顔を見て話すのもなんだと思いずっと空を見てたわけですが、いくつも流れ星を見つけて、その度「あ、流れ星!」と報告してたんですけど、ちょうど3回目くらいの時だったかな。すぐ近くに体温を感じてハッとしたんです。

人一人分ぐらい離れて座ってたはずのJくんが、ものすごく近くにいました。暗闇でも光ってる目がこっちを凝視してるのがわかります。もう少しで肌と肌が触れてしまう。私はわからない程度に右腕を自分の方に引き寄せて、距離を広げようとしました。

Jくん 「さくら姉は、いつもそうやって男から逃げるの?」
さくら 「(ドキッ)」
Jくん 「別に無理矢理襲ったりせえへんから安心して」
さくら 「襲われるなんて思ってないけど、なんとなく気まずいじゃん、触っちゃったりすると」
Jくん 「そう?俺は全然気まずくないで」

あー、もう、苦手です、こういうの。すっごい酔っ払ってたのに、醒める勢いです。
こんな時に佐藤くんのことを思い出していました。
無性に彼が恋しくなってしまって・・・
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■プロフィール

HN:
さくら
性別:
女性
職業:
フリーライター
趣味:
音楽・映画鑑賞、食べること
自己紹介:
このブログでは、過去の遠距離恋愛のこと、現在進行形の恋愛話を綴っています。

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