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Girls' Talk~恋バナ倉庫~(旧・沖縄より愛を込めて

ここでは色恋沙汰&ビューティーの話をつれづれと。

   
カテゴリー「♡沖縄-ドイツ遠距離恋愛」の記事一覧

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遠距離恋愛:『足りない女』

前回までのあらすじ:シラフのくせに、エレベーターで火がついてしまった二人。が、マンション住人に目撃されたことで熱が冷め、なにやら不穏な空気に・・・

***********************
私は別に悪いことしたつもりはないし、なんだか釈然としない気分。
一人で帰ろうかと思ったけど、終電が終わってる時間なのが悔しいくらい。

さくら 「・・・ねぇ」
佐藤 「ん?」

振り返りもしない佐藤くんに、イライラ・・・

さくら 「ねぇってば」
佐藤 「・・・なんだよ」

振り返ってほしいだけなのに、なんでこんなに冷たくされるんだろ。
イライラがピークになって、むかついてきた私は言いました。

さくら 「私、帰る」
佐藤 「終電終わってるだろ」
さくら 「友達にきてもらうからいい」
佐藤 「なんだそれ」

やっと振り返った佐藤くん、顔が怖いです・・・

佐藤 「こっち来いよ」
さくら 「・・・・・」
佐藤 「なにスネてんの?」
さくら 「別に・・・」
佐藤 「来いって」
さくら 「・・・・・」

あーもう、と言いつつ、立ち上がった佐藤くんは私のところへ来ると、そのまま手首をつかんでベッドルームへ引っ張って行かれました。

さくら 「(手首が)痛いってば!」
佐藤 「お前のせいだからな!」
さくら 「なにが?」

ベッドの前まで来て、睨み合いみたいになったところで、佐藤君が・・・

佐藤 「俺に・・・もっと優しくしてくれてもよくね?」
さくら 「え・・・・」

佐藤くんは、そのまま一人でベッドにごろん。
なんだか放っておけない、優しく抱きしめてあげたいような気持ちにさせられる、打ちひしがれた姿に見えて、私は佐藤くんに覆いかぶさるように馬乗りになると、一瞬驚いた顔をした佐藤くんのおでこにチュッとして抱き付きました。

さくら 「私、そんなに優しくない?」
佐藤 「今は優しい」
さくら 「普段は?」
佐藤 「優しくないっていうのは、ちょっと違うな。もっと甘えてほしい」
さくら 「あんまりうまく甘えられないかも」
佐藤 「眠い時と、セックスしてる時は甘えん坊でかわいい」

ちょっと照れた私を、佐藤くんは優しい顔で抱きしめてくれました。

佐藤 「さっき、俺、お前のこと待ってたんだよ、ソファのとこで」
さくら 「そうなの?てっきり避けられたんだと思ってた」
佐藤 「たまにはお前の方から来てほしくって。そういう気分だったのに・・・」
さくら 「わかりにくかったんだもん」
佐藤 「いっつも俺が抱きしめてる」
さくら 「抱きしめてほしいの?」
佐藤 「くっついてくればいいのに。そしたら俺が抱きしめるから」

佐藤君にしがみついた腕に力を込めると、痛いくらいに強く抱きしめ返されて。
結局そのまま抱き合っていただけで、1時間後には車で家まで送ってくれました。

この日の佐藤君、本当に母性本能をゆっさゆさしてくれました。
最近、もしかしたらこの人は、本当に私のことを愛していて、これからも愛し続けてくれるんじゃないか、愛し続けてほしいなんて考えが、知らぬ間に頭を過ぎっていて、複雑な気持ちになります。

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遠距離恋愛:『密室プレイのあげく・・・』

前回のあらすじ:突然男泣き(?)した佐藤くんが、いとおしくなったさくら。続きはその帰り道のこと・・・

************
やっぱり少し涙目だった佐藤くんは、それからものすごく甘えん坊でした。
この夜、私を実家まで送ってくれる為にお酒を飲んでなかったのですが、佐藤君のマンションまでの帰り道、歩いて10分くらいの道のりをわざと遠回りして30分以上かけてゆっくり歩きまわって。
指と指を絡ませて、背の高い佐藤くんは猫背になって、私は顔を思い切り上げて、笑い合ってキスしては、力任せに抱き寄せられて。

佐藤 「今日も泊まってけよ」
さくら 「でも仕事道具持ってきてないんだもん・・・」
佐藤 「わかってるけど・・・」

『帰したくない』のサインは、握ってる手の内側を指先で引っかくようにすることで伝わってくるけど・・・

さくら 「持ってくればよかった」
佐藤 「ほんとだよ。うちから仕事行けばいいじゃんか」
さくら 「ん・・・(曖昧に)」
佐藤 「さーくーらぁー(握った手をブンブン振って)、俺と会えなくて寂しくないの?せっかく東京にいるのに」
さくら 「実家にいるのも親孝行なんだもん・・・」
佐藤 「それじゃ答えになってねーよ」
さくら 「佐藤君、寂しい?」
佐藤 「寂しい!もうお前を携帯サイズにして、ポケットに入れて会社に連れてきたいくらい。もう、ずーっとイチャイチャしてたい」

その割りに、昨日はオリンピックに夢中だったくせに・・・

佐藤 「なんでムクレんだよ。なぁ、もっとイチャイチャしようよ~」

繋いでた手を離して、今度は私の背後からおぶさってくると、襟元から手を突っ込んできました。

さくら 「こらっ!公道でなにしてんのっ!(怒)」
佐藤 「誰もいないからいいじゃん」
さくら 「(確かに誰もいないが)だめだって!」
佐藤 「お願い、ちょっとだけ触らせて(指がブラの中へ)」
さくら 「もう、だめだってば!」
佐藤 「(耳元で)だめじゃないって、俺のなんだから」

マンションへ到着すると、なだれ込むようにエレベーターに乗り込み、壁に私を押し付けて首筋にキスを繰り返し、片手は服の下で背中を支え、もう片方の手はブラを押し上げて胸 に・・・静まり返った小さな箱の中に、息遣いだけがやけに大きく響いて。いつ人が乗り込んでくるかわからないことにドキドキしながら、私も気づけば夢中に なってて・・・

佐藤 「もう部屋行くまで待てない・・・」
さくら 「だめだよ、ここじゃ・・・」
佐藤 「なんでスカートじゃないんだよ・・・」

佐藤くんが私のパンツのベルトに手をかけた時、突然エレベーターの扉が開き、二人とも一気にフリーズ(笑)
エレベーターの外には、唖然と立ち尽くす私たちと同世代の女性・・・そのまま扉は静かに閉まりました。

さくら 「ほらっ!だから言ったじゃないっ!もう嫌っ!穴があったら入りたいっ!」
佐藤 「そんなに怒るなよ・・・(3階のボタンを押して)お前だって(嫌がったのは)口だけだったじゃんか」

すっかり熱の冷めた佐藤くん(と、私)は、そのまま部屋へ。
手も繋がない佐藤くんは、ご機嫌斜め。
一人でドカッとソファに座りこむと、立ち尽くす私に目もくれずにTVをつけてしまいました。

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遠距離恋愛:『男泣き』

テーブルの上の携帯電話がSATCのテーマ曲を流し、震えています。
液晶に出た名前は『R』。割と最近仲良くなって、なりゆきドライブでうっかり手を出されかけたレンタカー屋の男の子(26歳)がいたんですが、その人でした。

佐藤 「・・・Rって出てるよ(顔が険しい)」
さくら 「レンタカー屋のお兄ちゃんだよ(様子見)」
佐藤 「出ろよ(有無を言わさず)」

電話に出ちゃって、気まずい話になっちゃったらどーしよう。。。と思ってたけど、実際出ない方が怪しいし、人といるからって切っちゃえばいいだけの話だと気づき、電話に出ました。

Rくん 「(中略)飯でもどうかと思って」
さくら 「今、内地だよ」
Rくん 「あー、そうだった!そうだったよね!!(敬語がとれてる)忘れてた!」
さくら 「今ね、ご飯食べてるところなんだ」
Rくん 「あ、まじっすか?あー、なんか邪魔しちゃったかな。俺、昨日Fさん(レコードレーベルの人)とライブハウスで会って、その時に(中略)なんか知 り合いなんだーって話になって、『お前、さくらちゃんとどういう関係なんだ』って聞かれて、一応友達って言っておきましたけど、Fさんとなんかあったんす か?」

狭い世界に住んでるんだ・・・と実感するような話しでしたが、切るタイミングを完全に失い、佐藤くんは携帯をぽちぽちしながら暇つぶし(顔が怖い)。とりあえず、戻ったら飯行きましょう、いつ帰ってくるの?と続き、電話が切れました。

さくら 「ごめん、切るタイミング失っちゃって」
佐藤 「すっごいよく喋る男だな」
さくら 「なんかこないだの仕事の関係の人と知り合いだったらしくて(簡単に事実を説明)」
佐藤 「で?1日に帰るって答えてたけど、なんか約束でもしたの?」
さくら 「ゴハンでも行こうかって」
佐藤 「却下!」
さくら 「え・・・」
佐藤 「お前、隙ありすぎなんだよ。気づけよ、興味もたれてんの、俺が聞いててもわかるよ」
さくら 「(ドキッ)考えすぎだって!異性ってだけですぐに男と女って考えすぎ!」
佐藤 「お前さぁ、もっと自覚しろよ。俺が惚れた女がもてないわけがないだろ?」
さくら 「でも彼氏いるの知ってるよ?」
佐藤 「彼氏がいても、手出すやつは出すんだって!そういうところが油断しすぎなんだよ」

テーブルの下で、足を蹴られた・・・。

佐藤 「とにかく、Tシャツ着てろ。胸があいてない服な。明日買ってやるから」

胸ネタを言われると、ついカチンときてしまう私。
(小柄なくせに、Fカップ・・・)

さくら 「胸隠せって、なんか胸で男釣ってるみたいな言い方・・・」
佐藤 「そうじゃないけど、少しでも隙を見せないように・・・」
さくら 「そうでしょ?なに?佐藤くんもそこだったの?」
佐藤 「よれよれの丸首Tシャツの、なんだあれ、寝巻きか?それしか見たことなかったろーが。だいたい色気のかけらもなかったぞ、お前」
さくら 「じゃあ何で夜這いしたの?」
佐藤 「夜這いするつもりはなかったけど、寝顔見ようと思っただけで、だからなんとなくヤッちゃったけど、キスしたらお前が起きちゃったから・・・俺、別におっぱい星人じゃないし」
さくら 「おかしいじゃん、色気のかけらもないのに、なんで欲情するのか、そもそもなに?私に隙があったからいきなり泊めろって言ってきたわけ?」
佐藤 「ちょっとなんで逆ギレしてんだよ」
さくら 「先にイチャモンつけてきたのはそっちじゃん。私ってそんなに安い?高飛車かもしれないけど、まったくもって安売りしてるつもりはないんだけど」
佐藤 「安くないよ、むしろ高すぎだろって思った、3月の時に」

私が恋愛ネタや好意を示してくれた人に対して常に口にする常套句、「ダーリンとしか手も繋がない」発言のことを言ってたんだと思います。
このとき佐藤くんは、「旧型モデルが高値じゃ、絶対売れ残るだろ?」と言ってたような・・・

佐藤 「けど、志はかっこいいと思った。実は一途なのかなって」
さくら 「一途だよ」
佐藤 「一途かぁ?」
さくら 「一途だよ」
佐藤 「俺のこと好き?」
さくら 「うん」
佐藤 「俺に一途?」
さくら 「(恥ずかしいけど)うん」
佐藤 「じゃあ、誓いのキスして」

テーブル越しに上半身を乗り出した佐藤くん、一応半個室なので外からは見えにくいんだけど・・・

佐藤 「早く誓えよ」
さくら 「・・・・・・・(ちゅうした)」

満足そうににやりとして、佐藤くんは私の後頭部に手をかけ、大人なチュウを・・・いつの間にやら話は沈静化・・・。

佐藤 「見ろよ、これ(股間を指差して)。あれだけヤッたのにすぐコレだぜ?どういうことかわかる?」
さくら 「まぁ・・・」
佐藤 「たぶん、3月の時に半分惚れてたんだろうな」
さくら 「嘘だ。あん時、ユニクロの綿入りシャカシャカ上下セットで、ひどい格好だったのに」
佐藤 「水玉の長靴履いてた。あとニット帽に銀縁メガネな。ぱっと見すっげーおばちゃんが来たかと思った」
さくら 「寒かったんだよ、あの日」
佐藤 「けど、話したらおもしろくって、だから海行こうって誘ったんだよ。お前の生き様っていうか・・・なんか頑張りやで、とんがったキャリアって感じ なのに、時々すっげーかわいくなって、見てて飽きなくて、好きとかはよくわかんなかったけど、もう一回会いたくて、次の日家まで行ったら鍵閉まってて、 内地行ったとか聞いて。あー、連絡先聞いとけばよかったって思ったけど、あの後鹿児島行っても、また会いたいなーって思ってて、今と比べたら全然曖昧だ し、正直見た目的にないだろって思ってたけど、たぶんそうだったんだと思う。こないだ再会したら、夏だから全然雰囲気違ってて、正直思ってたより細くて おっぱいでかかったし、明るいところで見たら思ってたよりちょっとかわいかったし、もしかして夜這いしたのは、それでもっと興味出たからかもしれないけ ど、そうじゃなくて、だからお前のおっぱいとか、そりゃおっぱいも大好きだけど、そういうのじゃないから」
(だいたいとりとめなくこんなかんじのことを言ってた)
さくら 「へー、そうだったんだ・・・」

私はまともな話ができるし、楽しいし・・・が、男前+ステキな体系で3割増しになってたとその時は思ってましたけど・・・

佐藤 「それより、今俺がどんだけお前のこと好きかってことの方をわかっててほしい」

なんだか胸がきゅーんとしました。

さくら 「(佐藤くんの両手に自分のを重ね)ちゃんとわかってるよ」
佐藤 「・・・・・・」
さくら 「そんなに想ってくれてありがとう。私も同じくらい好きだってわかってほしい」

佐藤くんの両手が私の手をぎゅっとつかんで、自分の腕に突如顔を伏せて静かになった佐藤くん。
びっくりしました、肩がほのかに震えてた。

佐藤 「・・・いっつも不意打ちばっかだな」

もしかして、佐藤くん、泣いてたかもです。「なんで泣くの?」って聞こうとして、言い出せずに、そんな彼を抱きしめてあげたくなってました。
私の気持ちをちゃんと伝えたら、こんなに喜ばれるなんて思いもしなくて。
口では上から目線なくせに、この人は本当に誠実な人なんだって、この時は素直に信じられるようになってたことに気づきました。

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遠距離恋愛:『マイ・ダーリン』

連載も、いよいよ第3章へ入ります。
2章までで、戸惑いながらもゆっくりと佐藤君を好きになっていったさくら。
ほんわかカップル、波乱の予感の第三章のはじまり、はじまり・・・

************************
8月の後半、仕事やらなにやらの関係で東京へ。

到着したその日にSATCを見に行くはずが、用事が押してしまい、タイムアウト。
(持ち運び用のPCが動かなくなってしまったのです)
実家で佐藤くんにピックアップしてもらい、彼の家へ。

さくら 「(しゅーんとして)パソコン壊れちゃった。明日電気屋連れてかなきゃなの」
佐藤 「うち着いたら見てやるよ」

運転しながら頭をぽんぽんとされつつ、「よしよし」なんて感じです。

佐藤くん宅に到着すると、さっそくPCをいじり始める佐藤くん。その後姿はとても頼もしくて、思わず背中にコアラの子供のようにくっついて作業を見てました。
そしたら見事に復活!(これが最後の正常起動)
さっそくもろもろやりはじめ、佐藤くんは撮り貯めてたオリンピックを見始めました。
同じ空間で違うことをしていられるって空気がとても好きなんです、ダーリンとは。こういうことで好感度アップしちゃうから不思議です。

が、しばらくすると、またPCがフリーズ。そして佐藤くんに泣きついて頑張ってもらったものの、帰らぬPCとなりました。落ち込むさくらを優しく慰めつつ、やっぱりオリンピックが気になる佐藤くん。
その隙に各方面へ携帯からメールをぽちぽちするさくら。
ソファの上で胡坐をかいた上に、私がちょこんと乗っけられてる感じですかね。気づけば信号待ちで一回チューしてから、それほどイチャイチャしてないんですよね。
とりあえず、一人でシャワーを浴び、タオル一枚で戻ると、まだオリンピックに夢中な佐藤くん。勝手に佐藤くんのTシャツとボクサーパンツを着ると、一日の疲れ限界で、私は一人でベッドに入りました。
あまりかまってもらえなくて、「ケッ」って気分だったかも。

・・・顔がくすぐったくてポリポリしたら、その手をつかまれて、指にいきなり生温かい感触・・・気がつけば裸の佐藤くんが私の上に。体重かけないようにしててくれたから、全然気づかなかった。

さくら 「(私が)どれくらい寝てた?」
佐藤 「30分くらい」
さくら 「疲れてないの?今日半日ジムだったんでしょ?」
佐藤 「疲れたけど、こいつが寝かせてくれない」

(かくかくしかじか)

翌朝、早起きの佐藤くんにまたも不本意な形で起こされ、その1時間後ぐらいに二度寝。次はいい匂いがして自分で目を覚ましたら、目の前でお皿にチャーハンをのせたのを、パタパタ扇いでる佐藤くんが(笑)

さくら 「やばい。お腹すいた・・・(完璧に匂いで起きた)」
佐藤 「人間の三大欲求のうちの一つだけに、すっごい効果だな。お前、動物だわ。食べたかったらワンワンって言ってみて?」
さくら 「・・・ワンワン(頭起きずとも、欲求に勝てず)」
佐藤 「はい、よくできました。(スプーンで)あーん」
さくら 「あーん」

もぐもぐ、おいしい。

さくら 「あーーーん(次の催促)」
佐藤 「あーん(次の一口の提供)」

あー、書いてても自分のアホさ加減に泣きそうですけども、なにか?
お腹がいっぱいになって、飲み物も飲ませてもらい、一度も立ち上がることもないまま、佐藤くんはまた服を脱ぎ始め・・・

(かくかくしかじか 2)

結局夕方4時くらいまで寝たり目覚めたりを繰り返しつつ、ずーーっとベッドの中にいた私。いかんせん東京が寒すぎてダメです。コートとブーツが必要な寒さです。
そりゃ甘えん坊にもなるってもんです!!!

さくら 「ねぇねぇ(ベッドの中)」
佐藤 「ん?(ベッドの縁に腰掛け、ずっと頭をよしよししてる)」
さくら 「寒いよ」
佐藤 「冬用の布団かけてるのに?」
さくら 「うん、寒い」
佐藤 「(にやっとして)あっためてほしいの?」
さくら 「(頷く)」
佐藤 「しょーがねーなぁ(にやーっとだらしなくゆがむ顔)」

甘いっ!自分のことだと甘すぎて吐き気がするほどですが、ここでぎゅっとされるぬくもりが最高に気持ちよくて、すぐに眠れてしまうんです。秒殺です、ほんと。
ぎゅっとされて、頭にちゅっちゅ、なぐあいです。佐藤くんは暑がりなので、本当に汗かいてすぐに布団から出てしまうんだけど、クールダウンしつつも、傍にいて手を繋いで、ずーっと見てるんです。最初はそれが恥ずかしかったんだけど、徐々に慣れ、それが心地よくなってきて、佐藤くんの汗が引いたら、またぎゅっとして・・・の繰り返しだったような・・・とにかくよく寝ました(笑)。

夕方6時くらいに外出。まずは電気屋さんへ。(中略)その後、ゴハンを食べに和系の居酒屋へ大雨の中歩いて行きました(何か作ろうかと思ったんだけど、材料買いに行くスーパーの方が遠かったため)。

ここで、うっかり携帯をテーブルに置いた私がアホだったんですけど、せっかくの空気に水を差すような事態になりました・・・


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遠距離恋愛:『大好き!』

前回のあらすじ:
夜中に訪ねてきた男をおっぱらったものの、電話越しで聞いてた嫉妬深い佐藤くんがキレてしまうんじゃないかとひやひやしていると・・・

******************

佐藤 「お前、本当にそこ引っ越した方がいいんじゃね?めちゃくちゃ危ないじゃんか」
さくら「そうだよね・・・」

佐藤くんは心配そうだったけど、全然怒ってませんでした。

佐藤 「でも、俺の時はなんで泊めてくれたの?」
さくら 「本当に困ってそうだったし、知らない人じゃなかったし・・・」
佐藤 「今はそこにいてほしくないけど、お前が引越しちゃってたら、俺たち再会してなかったんだよな」
さくら「そうだね」
佐藤 「お前が泊めてくれなかったら、こうなってなかったんだよな」
さくら 「ねぇ、なんであの時夜這いしたの?」
佐藤 「なんでなんて考えねーよ、あーゆー時は。ただどんな顔して寝てるんだろって思って覗いたら、寝顔が無防備でキスしたくなっちゃって、なんとなくそのまま衝動に任せてというか・・・ってお前はなんで拒否しなかったんだよ?」
さくら 「寝ぼけてたし、なんとなく・・・」
佐藤 「そっかぁ・・・」

そうだ。あの時はこんなことになるなんて、思いもしなかった。
沖縄マジックで終わるって思ってた。

佐藤 「なんでオレのこと、泊めてくれたの?」
さくら 「だってすっごい強引だったから・・・」
佐藤 「今の男も強引だったじゃん」
さくら 「何を言わせたいの?」
佐藤 「さぁ、なんだろう」

佐藤君だから、泊めたんだよ。
その言葉を言わせたいんだってわかってても、あの時のことを思い出すと、妙に恥ずかしくって。

さくら 「・・・シラフだったから」
佐藤 「は?」
さくら 「酔っ払ってなかったから」
佐藤 「だから泊めたの?」
さくら 「うん」
佐藤 「なんだそれ・・・」
さくら 「だって、シラフで手出ししてくるほど、理性を保てない人だと思ってなかったんだもん」
佐藤 「オレも別に襲うつもりじゃなかったんだけど・・・お前、寝起きの顔が明らかに誘ってただろ!」
さくら 「は??」
佐藤 「・・・ったく、本当に頼むよ、俺だけにしてね、あーゆーの」
さくら 「しょっちゅうやってたら身が持たないって」
佐藤 「そうじゃなくてさぁ」
さくら 「離れてても佐藤くんがぎゅっとしてくれるから、男は他にいらないよ」
佐藤 「(笑って)結構好きなんじゃん、アレ」
さくら 「時々ならね。毎回やってたら変態だね」
佐藤 「じゃあ帰ってこいよ。いつまでも遠距離は嫌だからな」
さくら 「いつまで待っててくれるの?」
佐藤 「いつまでって、そんなのわかんねーよ」
さくら 「待てなくなったら前もって言ってね。いきなり振られたらへこむから」
佐藤 「まだしばらくは大丈夫だろ」
さくら 「そう?」
佐藤 「本当は今すぐ帰ってきてほしいけど、待っててやるよ、待てるだけ」
さくら 「ありがとう。佐藤くん、大好き!」
佐藤 「ほんと、お前は調子いいよなぁ(笑)」

最近、佐藤くんとの電話が楽しみになってます。
話せない日は寂しいと思うほど。
旅行へ行ったら、寝かさないからとクサいことを照れずに言う彼が、ちょっといとおしい。

今後どうなっていくんだろう。まさかこんな展開になるとは思いもしなかったけど、今、いろんな意味で幸せです。

第三章へ続く・・・他の遠恋の話はこちらから→Rankingにほんブログ村 恋愛ブログ 遠距離恋愛へ

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■プロフィール

HN:
さくら
性別:
女性
職業:
フリーライター
趣味:
音楽・映画鑑賞、食べること
自己紹介:
このブログでは、過去の遠距離恋愛のこと、現在進行形の恋愛話を綴っています。

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