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Girls' Talk~恋バナ倉庫~(旧・沖縄より愛を込めて

ここでは色恋沙汰&ビューティーの話をつれづれと。

   
カテゴリー「♡沖縄-ドイツ遠距離恋愛」の記事一覧

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遠距離恋愛:『幸せってなんだろう?』

ドイツへの転勤が確定し、具体的に日程まで決まり、正直なんとも言えない気分・・・
「一緒に行きたい」って自分も、「こらこら何考えてるの!」って自分も、どっちも勢いがない。どんよりと落ち込むっていうんですかね・・・。

そんな矢先、鈴木くんがこっちへやってきました。今度は一人で。
私といえば、鈴木くんと遊ぶ気分にもならないし、しかもありがたいことに仕事が山積みで・・・佐藤君のことを考えることから逃げるにも、仕事があるのはありがたかった。

佐藤君がドイツなので、朝のスカイプ生活になったわけですが、顔を見るたびに切なくて。
彼がドイツに行ったら、毎日こうなるのかな。

顔が見れればいい、なんて建前だ。
ほんの少しでも触れられない、触れたくても、触れてほしくても、ドイツは飛行機で日帰りできる距離じゃない。
わかってたけど、それを佐藤君に言うことが出来ない。

話は代わって、鈴木くんのこと。
結構な頻度でやってくる彼とはいろんな話をするけど、知れば知るほど、男としての魅力を失っていきます。
最近多いのはお金の話。為替や株などなど・・・ブランド品の話もでます。

お金もたくさんあって、その資産をどう運用して増やすか。
そして沖縄へ来ても、何かしら動き回ってないと落ち着かない・・・ようは生き急いでる人みたい。
たいていのことは(女も)財力があればどうにでもなると思ってるような気配がします。

なんかかわいそうだなぁと思ってしまいました。
私も気持ちはわからなくないけど、彼はこれで本当に楽しめてるんだろうか?と余計なお世話ですが考えてみたり・・・きっと今はこれでいいのかもしれないけど。

佐藤くんにこの話をしてみたら「ちょっと前の自分のようだ」と言ってました。
前の会社を辞める前まで、佐藤くんも同じような感じだったそうです。
珍しく真面目な顔して「離れないと気づけないことってあるだろ?お前もそうだったろ?」と。
何か大事なものを見失いかけたら、お前は俺にちゃんと教えてくれるだろ?って、だから傍にいてほしいんだよ。

私もかつてはお金さえあれば・・・と思ってたこともあったし、生き急いでると言われたこともあったけど・・・果たして今の生活が大事なものをちゃんと認識出来てるのかよくわからなくなりました。
ゆっくり材料を買いに行って、好きなものを料理して、ゆっくり食べて、一服して・・・これが毎日できることがどんなに幸せかって、最初の頃は言ってたんだけど・・・

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遠距離恋愛:『すれ違い』

10月の最終週。
仕事に関しては、人の紹介で受動的だったけど、これからは攻めて行こう。そう思ったのは、前回の連載に書いたことがきっかけでもあり、エンジンがかかったところでFXでえらいことになってしまったこともあり・・・
(それでHappy Flower Beach Partyも行かずじまい)

出版者や印刷会社、広告代理店はどこも那覇にあるので電話をかけてみたりもしたけど、結果としては人の伝にお世話になる形で、あっさり仕事がいくつかもらえることになりました。

が、この営業回りで疲れ果て日帰りがキツいことから、友人宅に泊まってきたりでスカイプ繋げず。
(しかも携帯の電波も弱かったりするし)
朝早いアポだったり、気疲れもあって、家に戻っても22時には眠くてダウン。

こうなると全然かまってくれなかったくせに、佐藤君は不機嫌に・・・
二日ほど携帯メールしかできなかった後、昼ぐらいに佐藤君から電話がありました。

佐藤 「最近、仕事で忙しいっていうけど、ほんとは俺のこと避けてない?」
さくら 「(疲れて寝てた)避けてないよ・・・今何時?」
佐藤 「昼の1時だよ。なんで夜寝るの早いのに、まだ寝てんだよ」
さくら 「なんか、久々にいっぱい動いてるから疲れちゃって」
佐藤 「体力なさすぎ!こんなんで大丈夫かよ?また倒れる前に休めよ」
さくら 「うん、だから休んでる・・・」

実際、本当にクタクタだったんです。
営業されることはあっても、営業したことがなかったさくらにとって、新しいことだらけ。
多い日は営業先で紹介されて、すぐに次へ・・・を繰り返し、6件、7件回ったり。
(おかげで仕事もらえたんですけど・・・)

佐藤 「仕事のせいかもしれないけど、最近、お前が遠く感じる」
さくら 「二日喋らなかっただけだよ?」
佐藤 「喋らなくても、顔見れてればよかった。そりゃ喋りたいけど、それより顔見れる方が落ち着く」
さくら 「じゃあ、今夜顔見て話そ?」
佐藤 「今夜、会社の飲みで遅くなる・・・」
さくら 「待ってるよ」
佐藤 「ほんと?」
さくら 「うん。私も佐藤君に会いたい」
佐藤 「(笑って)ほんとに寝起きなんだな、今。この三連休にそっち行こうかと思ってたんだけど、また出張になっちゃって」
さくら 「またドイツ行っちゃうの?」
佐藤 「うん。それからさ・・・やっぱ夜話すわ」
さくら 「なになに?気になるよ」
佐藤 「今夜はすれ違いになんの、絶対嫌だかんな。寝てても携帯鳴らして起こすよ?」

さくら 「大丈夫、待ってるから」

その夜、佐藤君が帰ってきたのは1時過ぎ。
同じ部署の人たちと飲んでた理由が・・・・・ドイツへの転勤が年明けに確定したからだそうです。


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遠距離恋愛:『これがマンネリ!?』

10月も半ば。ドイツ初出張を終えた佐藤くんとは、毎晩スカイプで繋がってます。
最初はくだらないことや、佐藤君お得意の”なんちゃら”だったりしてたんですが、10月も後半に差し掛かる頃には、スカイプをつけっぱなしにしてDVD見たり、コンビニ行ったり、他の友人と電話してたり・・・なんというか、同じ部屋にいて普通に生活してるような・・・てか、一緒にいたらこんなに会話なくなっちゃうの!?と思わせられるような感じに、ちょっと寂しいような複雑な気持ちでした。

佐藤君は仕事が忙しく、部屋にいる時はとことんまでリラックスモード。
私と言えば、仕事の数が減って若干時間を持て余して、気づけば夜に佐藤君がオンラインになるのを待ってる状態。用事はすべて昼間に終わらせてるから、夜は佐藤君だけ・・・なのに。

もしかしてマンネリってやつなんでしょうか?
だとしたら、この先どうなっちゃうのか一気に不安に駆られます。

さくら 「ねぇねぇ、佐藤君」
佐藤 「んー?」

録画した長谷川穂積の防衛戦をまた見てる佐藤君は、こっちを振り返りもせずに生返事。

さくら 「・・・・・・・」

スカイプ越しにジーッと睨んでみても、ダメ。

さくら 「・・・そんなにボクシング好きなんて知らなかった」
佐藤 「え?なに?」
さくら 「なんでもないっ!」
佐藤 「・・・なんだよ」

佐藤君がやっとこっちを向いて、うっかりブスーっとした顔を見られてしまった。
(スカイプって自分側がどう映ってるのかも、自分で見れるんですよね)

佐藤 「なんだ、かまってほしいの?(にやり)」
さくら 「だって、何回見てるの、その試合」
佐藤 「ごまかすなって! かまってほしいんだろ?」

リモコンでTVを消して、あらたまったようにこっちに向き直った佐藤君は上機嫌。

さくら 「そうじゃなくて、なんか最近、喋ってないなぁって思って」
佐藤 「そうか?」
さくら 「前に比べたら、なんかスカイプしててもしなくても同じっていうか・・・」
佐藤 「それはないだろ。顔見れるだけで全然違うだろ?」
さくら 「全然見てないじゃん・・・」
佐藤 「すねるなよ」
さくら 「・・・・・・」
佐藤 「一緒にいても別々のことできるのが好きだってお前が言ってたんじゃん」

確かに、そういう空気が読める佐藤君が好きですけど・・・

佐藤 「何する?俺はストリップだったら嬉しいけど」
さくら 「そういうんじゃなくって、なんていうか、自分でもよくわかんないんだけど・・・」

乙女心は複雑で、自分でもよくわかりません。。。



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遠距離恋愛:『アダルト・スカイプ』

前回までのあらすじ:
ドイツにいる佐藤くん。仕事の都合で、東京で帰りを待ち切れずに沖縄へ戻ったさくら。
佐藤君との約束した、朝スカイプ生活が始まりました。

***********************
朝7時に起床。
正直めちゃくちゃきつかった!
PCの前に座ってもぼーっとしちゃって、ロクデナシ状態。
佐藤君の提案でベッドでスカイプを繋ぎっぱなしで寝ることになりました。

とはいえ、PCが勝手にスリープモードになってしまうので、携帯にモーニングコールをもらい、すぐにPC起動。枕元のライトをつけて、ベッドで寝ボケながらの「おはよう」なんですけど。

さくら 「朝っぱらからビール飲んでる・・・」
佐藤 「こっちは夜中だもん」
さくら 「今何時?」
佐藤 「夜の11時。そっちは朝7時」

ドイツの人たちの出勤時間は、個人差があるけどとても早いらしく、佐藤君のオフィスでは定時に行ったら一番遅い出勤になってしまうそうです。ゆえに0時には寝たいんですって。

佐藤 「なんかお前が先にベッドにいて、おかえりって言ってくれてる気分になるかも」
さくら 「おかえり・・・」
佐藤 「ただいま・・・って言っても、だいぶ前に帰ってきてんだけどな、俺」
さくら 「飛行機明日だよね?」
佐藤 「うん。なんか全然ドイツが名残惜しく感じないわ」
さくら 「早く私に会いたいからでしょ?」
佐藤 「会いたいけど、東京戻ってもすぐにそっちに行けるわけじゃないからなぁ」
さくら 「早く会いたいなぁ」
佐藤 「寝起きのお前はかわいいなぁ」

寝起きだけど、記憶はしっかり残っててあとで恥ずかしいんですけどね。

さくら 「私、寝起きに佐藤君がぎゅってしてくれるの、すごい好き」
佐藤 「(笑って)寝起きのさくらは、甘えん坊でかわいい」
さくら 「今は?」
佐藤 「今も。なんか恥ずかしいな」
さくら 「私が甘えるとすぐ照れるの」
佐藤 「慣れてないからだよ。普段からそれでいいのに」
さくら 「そしたら慣れちゃうんでしょ?」
佐藤 「慣れるかもしれないけど、嬉しいと思う」
さくら 「慣れちゃったら、嫌だ。かわいいって言ってくれなくなるんでしょ?」
佐藤 「言われたいんだ?恥ずかしいから嫌なのかと思ってた」
さくら 「だって他に言ってくれる人いないんだもん」
佐藤 「かわいいよ。うわー、なんかすっげー恥ずかしいっ」
さくら 「ふふふ」
佐藤 「笑ってんじゃねーよ、だったら起き上がって着替えろよっ」
さくら 「だったらって、意味わかんないよ。服脱いでほしいの?」

タオルケットを肌蹴て、ベッドにゴロゴロしながらTシャツを脱ごうとすると・・・

佐藤 「・・・・・・・」

黙って食い入るようにこっちを見てる佐藤君。

さくら 「脱ぎ脱ぎしちゃう?」
佐藤 「・・・しちゃう?」
さくら 「脱がせてもいいよ」
佐藤 「・・・あー、もうっ!そこまでやって焦らすな!」

脱ぎ脱ぎして、焦らしながらなかなか見せないでいたら、佐藤君は大興奮(笑)
「俺の方、映像出さないようにしていい?」って、男の事情ってやつなんでしょうか。もちろん繋いだままにしておいてもらったけど、かわいそうだったかなw
なんであんなこと出来ちゃったんだろ。寝起きのミラクル、最初で最後だったんだと思います。

・・・翌日、ドイツの空港を発つ時(日本は夜)にかけてくれた電話での佐藤君は、いつものテンションに戻ってしまったさくらにがっかりしてました。

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遠距離恋愛:『異国遠恋リハーサル』

前回までのあらすじ:
さくらが東京へ行くタイミングで、ドイツへの初出張で東京不在の佐藤君。
残念なすれ違いだったけど・・・

********************
10月6日から12日まで東京でヲタ活動に精を出し、持ち運び用PCにはカメラもマイクもついてないので、スカイプ生活も一時中断。
8時間の時差で、私が終電で家に帰る頃には、向こうは真昼間で仕事の真っ最中。
逆に向こうが食事を終えてホテルに戻る頃には、こっちは真夜中5時ぐらい・・・。
毎日スカイプを繋ぎっぱなしで、同じ日本国内にいた時はお互いに違うことをして、触れられないけど同じ部屋にいるような感覚だっただけに、寂しいような、調子が狂うような、そんな感じです。

同じ遠距離でも、国内と海外ってこんなにも違うもんなんだ・・・
沖縄と東京って、ものすごく近かったんだな。

東京にいれただけ、マシだったのかもしれません。
久々の友達も、ヲタ活動も、仕事もちょこっとで、睡眠不足になるほどのスケジュールがいつもの東京ステイ。
沖縄で一人ぼっちより、ずっとずっと気がまぎれます。

そうはいえ、佐藤君は毎日、20時くらいに国際電話をかけてくれます。向こうはちょうどランチの時間。
コンサートに入ってて出られなかったりした日もありましたが、騒がしい飲みの席を中座して電話に出ても、佐藤君もドイツ生活はそれなりに楽しそうでお小言一つ言いません。

佐藤 「昼間はいいんだよ。昼間はさ。けど、夜ホテルに一人になるとビール飲むくらいしかやることないんだよなぁ。テレビもほとんどドイツ語だし」
さくら 「そりゃそうだよ、ドイツなんだから」
佐藤 「昼間には日本のアニメとかやってるみたいだけど」
さくら 「アニメ興味あるの?」
佐藤 「いや、それほどないけど、テレビより、スカイプできないのがなー」

小さくため息。それはこっちも同じ気持ちです・・・

さくら 「沖縄戻ったら、夜中に繋げるからさ」
佐藤 「ドイツ時間で生活するの?」
さくら 「そっちが0時だったら、こっちは朝の8時でしょ? 早起きするよ」
佐藤 「お前に早起きできるの?」
さくら 「するよ。帰ったら那覇の方に仕事の営業回りしようと思ってるし、規則正しくなったら一石二鳥でしょ?」
佐藤 「そうだな・・・」

全然嬉しそうじゃない佐藤君。
夜型で昼起床だった私をさんざん朝型にしようとしてたのに。

さくら 「ちょっとー、もっと喜んでよぉ」
佐藤 「うん、嬉しいけど、なんかさ」
さくら 「なあに?」
佐藤 「どんどん沖縄の人になってくなーと思ってさ」

うまい言葉が見つからず、何も言えませんでした。

佐藤 「・・・とりあえず日本戻ったら、なんとかそっちに行けるように調整してみるから」
さくら 「うん」
佐藤 「さくら」
さくら 「ん?」
佐藤 「俺に会えなくて寂しい?」
さくら 「仕方ないじゃん、仕事なんだもん」
佐藤 「そうじゃなくて、寂しいかって聞いてんの」
さくら 「・・・会いたいよ」
佐藤 「俺も、すっげー会いたい」

電話を切った後、佐藤君は仕事に戻るわけですが、私は飲み会が終わって電車に揺られて帰るわけです。
夜は、どうしてこうも人恋しくさせるんだろう。
これまでにないほど佐藤君に会いたくて、東京にいるなら無理してでも会社まで会いにいったりできるかもしれないのに、ドイツって思いのほか遠いよ。
遠すぎて会えないから、余計に会いたくなる。

同じ東京にいる時に、もっと会っておけばよかった。
沖縄で時間が出来たときに東京に来ればよかった。

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■プロフィール

HN:
さくら
性別:
女性
職業:
フリーライター
趣味:
音楽・映画鑑賞、食べること
自己紹介:
このブログでは、過去の遠距離恋愛のこと、現在進行形の恋愛話を綴っています。

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