さあ、どんなデートになったんだろうかと思ってる人もいるかもな、三連休の最後の日。
成人の日の月曜日、デートはしませんでした。
昨夜のメールのあと、一切連絡がない。
今日の昼頃に電話をかけたら、鳴るだけで出ない。
昨日の朝もらってたメールを読み返す。
『これから帰って、夕方から仕事だよ。
明日も昼からになってしまったから、ごめんね。』
無駄にごめんねが多い人だな・・・と思ってたけど、そうじゃない。
本当にごめんねだったんだと気づいたその時。
要は、「昼からしか会えない」でなく、「昼からも仕事になった」ということ。
一人で何を考えてたんだ、あたし。
一気に落胆。
そして昨夜、オールナイトのイベント誘われてたのに、涙をのんで帰ってきたことを後悔。
Sさんが私の勘違いに何の指摘もなかったことにも愕然。
つっこみぐらい入れてくれればいいのにとメールし、実家で過ごした丸一日。
久々に犬の散歩へ出て、冷たい風に吹かれながら夕暮れの町並みを眺めてたら、無性に寂しさがこみ上げてきた。
帰宅した17時頃、Sさんからメールが届いた。
『ごめんよ、仕事だった。
イマイチ、メール見ててシックリこないな~って思ってたんだけどね。
これから打ち合わせ、作業等でバタバタです!
またゆっくり連絡するから!』
・・・そう思ってたなら、昨日のうちにツッコんでほしかったわ、ほんと。
『了解です。
そうならそう言ってほしかったー!
私の勘違いが悪いんだけど、寂しさピークの時にメールがきて、ちょっと救われた。
仕事頑張ってね。本当にそう思ってるけど、それと同じくらい会いたいとも思ってます』
我慢せず、言いたいことをメールに書いて送信。
正直、Sさんに会いたいのか、誰でもいいのか、自分の中ではよくわからなかったりする。
あまりに寒くて誰かに抱きしめてもらいたいって、公園では思ってた。
(今は部屋の中でようやくぬくぬくしてきて、落ち着いてきたけど)
"彼氏"という名の元に存在する縛りがあるから、寂しくなったりするんだ。
彼氏なら、寂しい時に抱きしめてくれる存在でなければならないって、どこかで思ってる。
"仕事"という大義名分は簡単に使えるけれど、その真相は知る由もない。
縛りや寂しさが、疑いの心を生むんだね。
Sさんぐらい忙しかった頃があったから、そういう仕事の状況があることは身を持って知ってる。だからきっと同じような状況の女性の多くよりは大丈夫でいられてるはず。
けどさ、抱きしめることが物理的にできないのであれば、ごまかしであっても"言葉"がほしくなる。
これまでの経験で、私の歴代彼氏たちはこちらから求めずとも言葉をくれた。
仕事が忙しくて会えなければ、電話で「愛してる」って言ってくれた。
「早く会いたいから、仕事に集中して早く終わらせる」という人もいた。
遠距離だったら・・・まぁ、これはさんざんここにも書いてきたか・・・
それらの過去をものすごく思い出して(別の言葉で言えば比較して)しまったので、自分で先にメールで書いてみたんだけど。
正直、「愛してる」なんて言えるほどお互いに気持ちも育ってないし、合鍵もらうほど親密でもない。
彼女ですって胸張って言えるほど好きかどうかもよくわからなくなってる。
こういう中途半端な関係って、どう維持してけばいいんだろ。
そういえば会社員時代、忙しさにかまけて彼女に振られたって話はよく聞いた。
喫煙所で私と話してる間に電話ぐらいしろって、その時は言ったけど。
確かに忙しいという自己都合が言い訳になってたあの頃。
振り返れば言葉は尽くしていたものの、もうちょっと努力できたな、相手に甘えすぎたなと私も思える。
それに、相手にはだいぶ我慢させてしまってた。会いたいとかそんな言葉、言わせない空気を作ったのは私かもしれない。
もしそれができてたら離婚することもなかったのかも。
寂しさを埋めるために浮気する人の気持ちがわかってしまったけれど、"恋人"がいなければそんな気持ちにならないということを学ぶ機会にもなってしまった。
やはり思うのは、前向きな努力以外、何も生まないなってこと。
相手に伝えなければ伝わらないし、我慢や気遣いは時に自己満足にしかならない上、どこかで見返りを求めてしまう。
何度も書いてきたことだけど、言いたいことははっきり言う。
相手がそれを受け止められないなら、振られるなり、見切りをつけるなり、気持ちよく白黒つけられるはず。
やり切ったという達成感にも似たものを持たなければ、未練やら何やら気持ち悪いものが残って動けなくなるに違いない。
やれることは全部やろう。
いつものように。
[5回]