18日20時。新宿三丁目駅交差点で落ち合う。
出口を間違えて丸井側から、待ち合わせのUFJ銀行へ横断歩道を渡らなきゃいけなかったんですけど、そこからむっちゃキョロキョロ落ち着かないTくんがよく見えた。
普通なら携帯とかで時間つぶししてそうなのに・・・なんかむっちゃ待たれてるということに、ちといい気分になりつつ、駆け寄っていくと満面の笑み。
Tくんのバンドの公式サイトで何度も見た顔より、男前に見えてちとドキドキ。
しかしステージや楽屋で見た姿より、明らかにお金なさそうな人に見えてがっかり。
（足元ね、靴とかめっちゃ見ちゃうんです）
そこからお腹すいたー！と店探しへ。
肉が食べたいというTくん。「ここええんちゃう？」と指差した店は、なんと激安焼肉屋。いわゆる200円台で一皿的セールスポイントのところです。
笑顔でなんてことない顔をしてましたが、正直どん引き。初めてのお出かけでこんな店をチョイスされたことはいまだかつてありません。
一軒目は満席。「小洒落た店はいっぱいあるねんけどな、ガツガツ肉食いたいねん」と言われ、思わず口が滑った私「うん、そういう店は行き慣れてるからさ」。
小洒落た店に行きなれてるから、安いところでもたまにはいいかという気持ちが思いっきり口に出てしまったという、最悪な私・・・
二軒目もその手の店。無事に席についてメニューを広げると、底辺のメニューからちょっといい肉までいろいろあります。正直どう口を出していいかわからず、すべてをゆだねることに。
・・・基本底辺メニューがチョイスされ、いい子ぶりっこを続ける私でしたが、会話のキャッチボールはいい塩梅。
食べながらいろんな話をして、Tくんのバンド以外の仕事の内情等聞いて、「銀細工の職人バイター＠企業」だということや、家賃が5万とか、メール苦手とか、あまり萌えに繋がらない情報がずらりと並びます。
これはバンドとしての繋がり以外はないな・・・と判断してたんですが、ある事件が起こりました。
ヲタクについての話になり、向こうはオーディオマニアということが発覚。
私 のヲタについて聞かれ、ある建造物への想いをちらっと言ってみたところ、ありえない食いつき方をされました。彼自身はまったくその建造物に興味はないもの の、私が特殊ヲタクというところがツボだったようで、どこが好きなポイントなのかなどなどの質問の嵐。それだけで30分以上話ししてたと思いますが、あん なに聞いてくれたり、一緒になって萌えてくれた人は初めてで、嬉しすぎたんですよね。
実は似たもの同士ということがものすごい居心地のよさに繋がって。
（どーでもいい情報ですが、細木大先生の占いによれば、私も彼も土星人同士でした）
そこからはとにかく時間がたつのを忘れていろんなことを話し込みました。
二 軒目の店では、一人でしかこないという小さな隠れ家的バーに連れてってくれて、彼のこだわり等々シェアしてくれたり、お互いの10代から今に至るまでの話 しなど・・・丸の内線の終電で帰るといってたはずが、見事に時間はすぎ、朝までいたらいいよと言われつつも、中央線の最終で帰るという私を新宿駅まで歩い て送ってくれました。
こんなに話しが尽きない人もそうそういない。
目に入るものがすべてネタとなり、丸井を見たら「丸井って行ってもなんか違うねんなー」「丸井よりパルコかなー」「パルコは若いよなぁ。確かにそっちの方がいろいろ目につくもん多いわぁ」といった具合に、会話に困ることは皆無。何度も体がぶつかりながら歩いてた（距離が近かったのか？）。
新宿駅に着いても1分、2分を少しでも一緒にいる努力をしてたように思います。
別れ際。「私流の挨拶してもいい？」とハグしようと腕を伸ばすと、勢いよく背中をぎゅーっと抱き寄せてきて、いわゆる「お友達」的長さのハグをし終えたんですが、その日一番の笑顔（むっちゃ嬉しそう）にグラッときてしまった。
ほな、また来月な！と手を振って改札をくぐりましたが、そこから友人宅への15分、久々の胸きゅんを味わいました。
焼肉屋では多めに出してくれたり、バーをご馳走してくれたりしたので、電車の中でお礼のメールを送ったところ、非常に感じのいいメール（「よろぴく」なんて”ぴ”とか入ってるのに若干びっくりでしたけど）が届き、終了。
友人宅（25歳の少年）へ行くと、さっそく分析開始。
２ｃｈにスレッドがあり、女ネタも書かれてたりするんですが、そのことをつっこんでも、メンバーの女の話は出ても、Tくんの女の話（過去も含め）がかけらも出なかったことが、一番の考察対象に。
私の男話は話の流れでちらちら出たりしたのに、気持ち悪いほどかけらも出なかったんだもん。
25歳によれば「気になる女相手なら、誤解されたくないから絶対に口にしない」とのことですが、結局結果が出ないまま就寝。
Tくんとは来月の沖縄、1月の東京での再会が決定してます。
これ、近くの人なら勢いでどーにかなっててもおかしくないな・・・と思ったりしたけど、もう一度考えてみると、向こうは気の合う友達ができたぐらいにしか思ってないのかも。
そうすると冷静な気持ちに戻るんですが、何にも考えなければ楽しい夢が見れたなーという夜でした。
19日。23時にうちの実家の近くのファミレスで待ち合わせたのは、新人の38歳＠世田谷区。
白いBMWでさっそうと登場。センスのいいスーツ姿の彼は、写真よりずっと好印象。
正直、あまり特筆事項がないという残念なお知らせ。
お互いの仕事の話、私の二重生活のことなどを話すと、昨日のように会話が弾んで止まらないなんてことはなく、沈黙さえ生まれる始末。
彼は車なのでお酒が飲めないのがネックみたいで、なんとか飲みに行く方向にジャブを出されるものの、そこは空気を読めない振りをして押し通してしまう。
私は話し易いし、だいぶお気に召したようなことを言ってくれるし、私も気が合わない人ではないと思うものの、なんというかいまいち盛り上がりにかけるんですよね。趣味はと聞いても、唸って「ないかも」と言われてしまうし（仕事が趣味？とフォローしようとしても、無意味だったし）
1時過ぎに解散。私の東京滞在中の空いてる日を連絡し、タイミング合えばもう一度会う話になったものの、彼は明日が休みで、私も明日は空いてると会話に出てきたのに、具体的なお誘いはなし。
なんとなく次回はなさそうだな・・・と思いつつ、一応礼儀として連絡だけは入れようかと（思ってたら夜中になりすぎたのでメールしそびれてしまったんですが）。
賞味2時間程度。あっという間にすぎたとは言いがたい時間でした。
ちなみに35歳＠市川は、毎日朝、昼、晩と携帯に短いメールが入り、一度も電話なし。
「今日はいい天気だねー！一日頑張ろう！」とか、絵文字入りで。正直返信に困り、ほとんど放置プレイ。
近いうちに音信不通になると思われます。
もう一人、3時間の長電話で盛り上がった35歳＠世田谷は、土曜日に会うことに。
今回の考察としては、前にも書いたけど、「俺、これが好き！」というものがある人にこれほど惹かれるということ。
Ｔくんは「俺が婚活サイトに登録したら、マイナスだらけで大変やな」と皮肉を言ってましたけど、表面的スペックがどんなに悪かろうが、ヲタクということで綺麗にカバーできちゃう魔法のような現象が起こることを知りました。
そういえば丸井のところから服の話になり、長持ちを考えて高いのを買う。ユニクロで下着買うたらすぐにベロベロになれへん？と聞かれ、買ったことないと答えたところ・・・
「あれは勝負下着になれへんわなぁ」
「勝負下着なんて持ってないよ」
「え、そうなん？（むっちゃ不思議そうに）」
「・・・（ブラの）サイズないし」
「あぁ！そうや！さくらちゃん、むっちゃおっぱいでかいやんなぁ！」
「ん、ま、まぁ・・・コンプレックスだけどね・・・」
「カップいくつ？」
「Ｆ」
「
エフ！？」
「声でかすぎ！」
「すげー！触らしてぇな！」
「彼氏以外はだめー」
「そうやんなぁ・・・」
そしてＴくんの母と姉がむっちゃ巨乳だという話でごまかし・・・てなことがあったのを思い出したので、健忘録で書いておきます。
はー。Ｔくんとのデート、予想外に楽しすぎた。
やきもきしたりして、せっかくの楽しい思い出を汚したくないので、用がないのに連絡したりするのはやめよーっと。
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