前回までのあらすじ:佐藤君と付き合う前に恋愛心理戦の相手だった鈴木くんが沖縄へやってきた。避けようと思ってたはずが、思いっきり出くわしてしまい、なんとなく恋バナに・・・
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「恋愛はどう?」ってもちろん、今の私には佐藤君がいます。
ですが酒に酔いつつ、鈴木くんとは駆け引きが楽しいって事を思い出してたんでしょう。
さくら 「・・・夏場は結構モテたよ」
鈴木 「え、そうなん?モテて、そんでどないしたん?」
さくら 「どうって?」
鈴木 「きまってるやろ、彼氏とか、おるん?」
さくら 「さぁー、どうでしょう」
鈴木 「どうって、なんでそこで濁すん?」
さくら 「そっちは?」
鈴木 「俺はかわらへんよ、なんもない。東京での仕事落ち着けるのに必死やって。自分がしゃんとせえへんと彼女とか無理やって」
さくら 「でもよかったね、東京でも成功できて」
鈴木 「ほんまに、自分のおかげやで。さっきも散々言うたけど、俺がほんまに落ち込んどる時に話しきいてくれたり(中略)」
おおげさ。本当になんなのって思うくらいおおげさ。確かに話しは聞いたし、アドバイスらしきこともしたけど、そこまで言うことじゃないって思うので白けてきます。
鈴木 「せやけどさくらちゃんがこっちにいてくれてよかったわぁ。前は8月ぐらいに帰るって言うてたし」
さくら 「いつ帰るかはわからないけどね」
鈴木 「せやけど車も買うたんやし、しばらくおったらええやん」
さくら 「明日は明日の風が吹くからね」
鈴木 「そうやな。言うても都会っ子やし、俺もいつかは東京帰るんやろなって思うわ」
ここで人がわらわら集まってきて、話が中断。
それぞれが焼けた物を食べて、聞いてないようなので話し再開。
鈴木 「・・・まぁ、さくらちゃんが東京やったら、余計に会いに行きやすいから俺的には嬉しいねんけど、こっちにおってくれたら、それを口実に来れるからええねんけどな」
さくら 「私がいなくても鈴木くんならすぐにみんなと打ち解けられるし、関係ないでしょ」
鈴木 「いや、やっぱりおってくれたら気分が違うって!今回もなァ、いきなり休みやし、最近無性にさくらちゃんに会いたかってん」
・・・わかります?むっちゃイラっとするでしょ、こういうの(笑)もちろんスルーです。
鈴木 「けど、夏場に散々もてたのに、彼氏おれへんの?」
さくら 「(しつこいなぁと思いつつ)私、こっちの人は無理なんだよね。まだすぐに内地に帰るとは言えないから、東京にいる人で遠距離できたらいいなぁと思ってはいるんだけど。どうせ月に一回は東京行ってるし」
鈴木 「そうなん?なんで連絡してくれへんかったん?あ、ほな今度来る時、俺の部屋遊びに来てや!掃除しとくから」
・・・なんだこの展開。とりあえず「そうだねーあはは」的に流しましたけど、正直この駆け引きが面白くて、当時の熱が再燃してきました。今となっては付き合いたいとかは思いませんが、駆け引きがおもしろいんです、血が騒ぎます。
BBQの灰が、鈴木くんのドルガバのTシャツについていたので、取ってあげました。
鈴木 「ナイロンやからなぁ」
さくら 「静電気かもね」
そこで沖縄は洗濯が簡単な服に限るよ、と言い、私が来ていたノースリーブの話しになり、ラインストーンは洗濯のたびにハゲて行くんだけど、これだけはやめられへんと胸のところのラインストーンに触れたところ・・・
鈴木 「な・・・なんか、なんかえらいセクシーやねんけどっ!!」
さくら 「は?」
鈴木 「なんか、なんか、ごめんな、なんか胸が・・・いっつも座って顔見て喋っとったから・・・」
急にテンぱってる様子の鈴木くん。なんだこのリアクション・・・
鈴木 「なんかあれやな、自分、着太りすんねんな、いや、ごめん、なんていうか・・・」
確かに夏場の軽装の時に会ったのは始めてでしたけど、このリアクションが本気っぽいところが気持ち悪い。
何を言うか、ウブな男の振りしやがって・・・
鈴木 「最近刺激がなさ過ぎて、ごめんな、俺、へンな事言うて」
ここからやたらとボディタッチが増えた気がします。何かっちゃすぐに人の話しに私を巻き込み、誰かが昔(大阪の)堀江に住んでたと言ったら、さくらちゃんの庭やん!とか・・・で、肩とか腕とかに触れるんです。
男ってわかりやすいです。ボディタッチが増える、イコール・・・わかりますよね。
鈴木くんが本日口にした思わせぶり発言をまとめますと・・・
・え、ほんまに!?なら主婦やって!(キャリアには戻らない。たぶん細々執筆しながら主婦やると言った私に)
・今度来る時、俺の部屋遊びに来てや!掃除しとくから
・さくらちゃん、ほんまに俺と(相性が)合うねん(周りの人に向かって)
・さくらちゃんみたいな子がおったら幸せやねんけどなぁ・・・(彼女がいないという話の時に)
・大阪でも東京でも通用すんねんで!ほんまに傍に置いときたい貴重な存在やねん(さくらが鈴木くんの扱いの達人だと同伴者に言われ)
・・・むかつくだけに、闘争本能といいますか、本当に血が騒ぎます。
どこかタイミングがあれば、「私、鈴木くんにさらっと振られてるし(振られてはいないけど)」とか言ってみたかったんですけど、もしかして明日そのタイミングが来るかもしれません・・・(明日も会う約束をしてるので)
やばい。ワクワクして寝れません・・・w
・・・続く・・・
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