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Girls' Talk~恋バナ倉庫~(旧・沖縄より愛を込めて

ここでは色恋沙汰&ビューティーの話をつれづれと。

   

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遠距離恋愛:『東京ライフVol.3』

車で15分程度で佐藤くんの家につきました。一応社員寮とのことですが、さすがに一流企業とあって、立地といい物件といい「高級」の一言に尽きます。
エレベーターに乗った時点で、酔った佐藤くんはイチャイチャし始めまして、部屋の玄関を閉めるとその場でキスしながら服を脱がそうとするわけで。
もちろんコトはシャワーを浴びた後にしてほしい私は、なんとか説き伏せましたが。

やっぱり初めて入る男の部屋って、勝手もわからないのでちょっと緊張するんですよね。匂いとかも含め、いろんなところを素早く観察してしまいます。
間取りは1DK。といってもキッチン広い。部屋自体は8畳くらいですかね。まだ引っ越して間もないから荷物も少なくすっきりしてる中に、ダブルベッドとプラズマテレビがどでかい存在感を醸し出しています。
とりあえず女の気配はゼロ。物がないからすっきりして見えるが、掃除の才能はそれほどなさそう。ネットは無線LANなので持ってきたPCが使えることを確認。

佐藤 「一緒にシャワー浴びる?(いちいちくっついてくる)」
さくら 「佐藤くん、先に浴びてきてよ。ちょっとネットでメールチェックさせてほしいの」
佐藤 「ほんっとに働きマンだよなー、お前って」
さくら 「ごめん」
佐藤 「謝らなくていいよ。そういうとこも嫌いじゃないからさ」

この台詞がどれほど私の胸に響いたか、恐らく佐藤くんは気づいてなかったんでしょうけど、もう抱きついてしまいたいくらい感動でした。

ちゃちゃっとメールを返信し、PC繋ぎっぱのまま入れ替わりでシャワーに入ってバスタオル一枚で出てくると、なんと佐藤くんの姿はありません。いったいどこへ行ったんだろう・・・と思いつつ、留守をいいことに更にネット三昧。
30分ぐらい経過し、3時くらいに佐藤くんが帰ってきたんですが、階下の同僚のPCの調子が悪いとのことで見に行ってあげてたと(携帯にメールが入ってたのに気づかず)。

バスタオル一枚のままだった私を認めると、あっという間に火がついて・・・

(かくかくしかじか)

・・・翌日は9日。普通のサラリーマンはお休みの日です。本当なら沖縄に戻って残波岬に泳ぎに行く予定だったのに飛行機が取れなかった私は、久々にゆっくりと眠れるはずが、朝が得意な佐藤くんに不本意な起こされ方をしたのが10時くらい。結局ベッドから抜け出せたのは昼ぐらいだったかな。
軽くメールチェックをし、近所のカフェにブランチに出かけ、ぐったりしながらBLTサンドとキャラメルラテで腹ごしらえ。
どこかに出かけようという話になり、今日ぐらいはゆっくり休もうかなと思い、港北のIKEAへ(私は北欧インテリアが大好きなのです)。
こんなところへ行くと、またまた夢が広がると言うか、夢ってよりはちょっと生々しい話になるわけです。
日本のIKEAをご存知の方ならすぐわかるかと思いますが、日本のマンションに合わせた平米数でのインテリアモデルルームみたいなのが作られたりしてるんですよね。

佐藤 「お前の事務所もかねたら、2LDKくらい(必要)だろ?」
さくら 「(ついつい)ウォークインクローゼットもほしいな。靴がいっぱいあるからシューズインもほしいし」
佐藤 「でかいのあったら、その分買い込むんだろ。靴屋敷になっちゃうじゃん」
さくら 「えー、でも靴はかわいいんだよ」
佐藤 「同じようなの買うんだよな、女って。ヒールの高さがちょっと違うとかで」
さくら 「その価値が男にはわからないんだよね。かわいそ」
佐藤 「だいたい沖縄でビーサンしか履いてないのに、ヒールなんて履けるの?」
さくら 「今日履いてるじゃん(歩きやすいウェッジソール着用)」

会話が結婚を夢見るカップルみたいです。何気に私もどっぷり浸かってます。
本当に結婚しちゃってもいいかな、なんて思い始めてる自分にドン引きすることもなく浸っています。
こんな会話をしながらIKEAを観て回る私たちは、当たり前のように手も繋いでます。佐藤くんは立派な彼氏だよね、これって。

この後、横浜中華街で夕飯をし、港の見える丘公園から夜景を見ていちゃいちゃして、実家へ送ってもらったのが深夜2時くらい。何気にものすごく楽しかったんですよね。
自分が沖縄に住んでることも、サイトのことも、ヲタ活動のことも、仕事のことも、何もかも空っぽになってひたすらまだ見ぬ未来に思いを馳せて。
実家に帰って翌日の用意をしていて、言い方を変えれば現実逃避してたってことなんだなと一気に襲ってきた現実が少し重く感じてしまいました。
・・・続く・・・他の遠恋の話はこちらから→Rankingにほんブログ村 恋愛ブログ 遠距離恋愛へ

※ここでも『かくかくしかじか』の小説アリです。R18ですので、興味ある方のみ、おまけへどうぞ。

不本意な起こされ方は、また次回ということで・・・
「かくかくしかじか」です。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

3人掛けソファの左端に座り、両膝の上にPCを載せていた私を見ると、彼は言った。
「そんな格好じゃ風邪引くよ、クーラー弱いんだろ?」
「あ、うん、なんかPC乗っけてたら温かくってさ」
右隣に座った彼は、そっと私の腕をつかんだ。
「冷たくなってんじゃん」
そしてやさしく手のひらでさすってくれるその姿に、彼の欲情をまったく感じられず、つい顔をまじまじと顔を覗き込むと口角をきゅっとあげた彼が触れるだけのキスをして、背中側から手を回し、反対側の腕もさすってくれた。
いつもすぐに発情するというのに、なぜだろう。
そう思ったのは一瞬だけで、PCをとりあげてテーブルの上に置くと、私を背もたれに押し付けるようにしてキスを・・・それはすぐに深いものへと変わり、合間の呼吸が濡れていった。
彼の手がバスタオル越しに胸を下から掴み上げ、素早く突起を見つけ出すと指先で執拗に攻め立て、そのまま滑るようにソファへ横になった。
貪るように唇を求める彼の舌は熱く、なまめかしく動き続け、クーラーの冷気で冷やされた私の太ももをいつの間にか這っていた彼の手は、バスタオルを肌蹴 け、足の隙間に滑りこんだ。巧妙なその手つきに思わず体がびくりと震えたのに気づいた彼は唇から離れ、起こした体が私の顔から遠ざかると、広げさせた足の 間に顔を埋めた。
さっきまで口内を犯していた舌が、今度は違う粘膜を舐め始めると、部屋には淫らな水音が響き、恐らくそれは意図的にやっているんだろう、私の漏らす吐息と共鳴しているかのようだった。
線のように続く甘い刺激に慣れてくると、もっと強い刺激がほしくなってしまう。でも私にはそれを口にすることができないのを彼は察したのか、それまでの刺激に突如別のものが加わえられた。彼の長い指が私の中の壁を撫で始めたのだ。
声をあげ、背中を反らし、私の体は彼に素直に伝えてしまう。それに応えるように彼の唇は小さな突起を逃がさないように包み込み、その中で激しく犯し続けた。私の壁は、速さを増していく彼の指を同じように包み込み収縮していく。
苦しくて、切なくて、終わりのない悦楽の時間が私を支配していた。
このままイカせてほしい。でも自分だけじゃ恥ずかしい。だから私はついお願いしてしまう。
「ねぇ、きて・・・」
すると彼はそれまで以上に強い刺激を与えてきて、私が口を利けないようにしてきた。もう渦に巻き込まれ何も考えられずに、ただ波が高まるまま、手に触れたものを引き千切らんばかりに掴んで耐えようと必死になって悶えることしかできない。

―――どこかに、突き抜けた。頭が、真っ白になった。

「・・・すっごい声だったよ、最後」
耳元で誰かの声が囁いて、体のラインをなぞる熱い手のひらが、余韻の残った私を震えさせる。
「・・・触っちゃだめ」
「触りたい。もっと気持ちよくしたい」
彼の手が強い力をもってバスタオルを体の下から引き抜いて、脇腹を下から上へ舌先を走らせ、私を身悶えさせた。手はずっと直に触れずにいた胸を揉みしだき・・・彼に燃え尽きた私を休ませてくれる気はなさそうだった。
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このブログでは、過去の遠距離恋愛のこと、現在進行形の恋愛話を綴っています。

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