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Girls' Talk~恋バナ倉庫~(旧・沖縄より愛を込めて

ここでは色恋沙汰&ビューティーの話をつれづれと。

   

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遠距離恋愛:『大事件!!』

前回までのあらすじ:
ヲタ活動と仕事に大忙しのさくら。佐藤君と会えるのはクリスマスまでお預けだけど、東京での年末年始の長期ステイの為に頑張るぞ~・・・

**********************
※すでに日記の方にリアルタイムに書いた事件の詳細です。

12/7(日)。
まず一服しながらメールチェック。ファイナンス関係の記事を読み、為替の動向チェック。
ポカリスエットを飲んで、シャワーを浴びる。
夏はワンピース、冬はバスローブを着てシャワーから出てきて、着替える。
朝ご飯を作り、食べる。

これが毎朝の私の日課。毎日違うのは起床時間だけ。
今日は11時に起床。もろもろしてからシャワーへ。
バスローブを着て、カーテンの向こうのベッドルームへ着替えに入ろうとした・・・ところまではいつもと一緒。違ったのは、そこに背の高い男がいて、突然掴みかかってきたこと!!
びっくりして叫びかけた私の口が大きな手で塞がれて、「俺だよ!」と聞きなれた声・・・なぜか佐藤君が!
ホッとして抱きついて「びっくりしたぁ~!!」と泣きそうになりました。

佐藤 「お前、なんで内鍵閉めてねーんだよ!俺だからよかったけど、違ったら大変なことになってたろ!」
さくら 「今日はたまたま閉め忘れてた(本当に)、怖かった、もう絶対に閉める」
佐藤 「俺が来るって知ってたんだろ。だから開けてたし、風呂も済ませてたの?準備いいなぁ~」
さくら 「知るわけないじゃん、昨日何にも言ってなかったし・・・」

ここでハッとしました。部屋が恐ろしく散らかってる上に、ヲタ活動がバレバレなものが丸見えだったのを思い出したんです。

さくら 「部屋、部屋見ちゃった??」
佐藤 「散らかってるから近づかなかった」
さくら 「(ホッ)来るって知ってたら片付けといたのに・・・」
佐藤 「部屋見ないから気にしないでいいよ(バスローブの紐をほどく)」
さくら 「どうしたの?急に来るなんて、明日休みなの?(脱がされた)」
佐藤 「夕方には帰るよ(ベッドに座らせ)」
さくら 「え、日帰り??なんで??(耳にキス、手は胸に)」
佐藤 「お前の欲求不満解消しにきた(押し倒し)」
さくら 「(大人なチューに目を閉じる)」

正直、普段以上に乱れたような気がします・・・
仕事もヲタ活動も、何もかも頭から抜け落ちて・・・もしかして本当に欲求不満だったのか、いや、たぶん佐藤君に会いたかっただけなのかもしれないです。
先月2週連続で会ったせいで余計に寂しくなったのは、佐藤君より私の方だったのかも。

昼間だから部屋の中も明るくて恥ずかしいはずなのに、外はゲストハウスの工事で人がいっぱいいるのに、そんなことが気にならないくらい没頭しちゃって・・・書いてても恥ずかしいんですけど・・・
佐藤君にたくさん「好き」って言ってる自分にも何度か気づきました。ドイツへ行ったらこんな風に会いに来られないと言われて、それがすごい嫌だった。

余談ですが、うちはコンドーム派なんですけど、この時6月に買ったのが切れちゃったんです。
なのに二人とも留まることを知らないから、お腹の上に出す?と話していたら、佐藤君が賭けをしようと言ってきました。

佐藤 「中に出してもいい?」

とっさに今って安全日だったか、危険日だったか考えましたが、いまだかつて中に出されたことのない私にはまったくわからず。調べたことも何度もあったはずなのに思い出せない・・・

佐藤 「そんで、もし妊娠したら俺と結婚して?」

急に胸がドキンと音を立てました。
それもいいかもしれないと、その時思った自分がいて、頷いてました。

それからは不思議な感じで、どこか覚悟のような、期待のような、そんな感情と、悦楽とはちょっと違う波に乗せられたような・・・佐藤君が愛おしくて、息苦しいのに抱きしめてキスしててほしくて。

終わった後、離れないままでぎゅーっと抱き合ってて、私は泣きそうなのをぐっと我慢してました。
佐藤君は顔や髪にたくさんキスしてくれて、優しく私の体を撫でてました。
二人とも、何も喋らなかった。

これを書いていても、その時のことを思い出して、胸がきゅーんとして泣きそうになります。

佐藤君が帰った後、ヲタ用事で1時間ほど友人宅へ行った時に、友人が3人の子持ちだったので妊娠のタイミングを聞いてみたら、生理予定日の14日前が排卵日で、その排卵日に精子と出会うと妊娠するとのこと。精子はしばらく生きているから生理後が危険で、逆に生理前が安全日・・・つまり、生理前の今の私は、妊娠する確立はほぼない・・・・

安心するのかと思いきや、どこかでがっかりしてる自分がいて戸惑いました。

あんなに結婚しない、ドイツにも行かないと言い続けた私が、なぜ妊娠してもいいって思ったんだろう。
自分にとって格好たるものがほしいと思って、それがちゃんとできるまでは結婚するのは怖いと思ってた。でも、子供は何を引き換えにしても守って行きたい存在になる・・・と私の女としての潜在意識が働いたのかな。

佐藤君が家に戻ってスカイプが繋がったのは23時過ぎ。
私は切羽詰って企画書を書いてたけど、その合間に「今日って安全日だって知ってた?」と聞かれて、友達に聞いたことを話しました。がっかりしてたのは伝わらないようにさらっと答えたんですけど、そこで佐藤君が驚きの提案をしてきました。

佐藤 「これから避妊やめて、妊娠したら結婚するってことにしない?」

真面目な顔で言われて、正直嬉しいって気持ちが一番で。
本当にこれでいいの?と自分に問いかけても、喜びと期待の方が大きくて。

さくら 「うん」
佐藤 「いいの?」
さくら 「いいよ」
佐藤 「ほんとに?やっと俺と結婚したくなったの?」
さくら 「ノートに手紙書いてくれたでしょ?あれ読んだ時に結婚したくなった」
佐藤 「(テンション急上昇)まじで?じゃあ年末に結婚しようぜ!」
さくら 「(テンション急降下)それはちょっと・・・違うかな・・・結婚したいけど、今はまだ早くて(これまで散々説明したことを再度言う)」
佐藤 「よくわかんねーよ。子供の為になら結婚できるってこと?」
さくら 「それもちょっと違うんだけど(ちょっと面倒くさい)、東京行った時にちゃんと話すから」

仕事に戻ると言って、ミュートに切り替えました。
とにかく仕事が一段落するまでは、他のことは考えまいとして集中・・・

なのに佐藤君はそのことで頭がいっぱいみたいで、今度は「子供生まれたらお受験させる?」なんて、またも随分先の妄想モード・・・・

妊娠して、結婚して、ドイツへ行って、子供が生まれ、教育方針考えて・・・全部叶ってしまったら、その先佐藤君は何を妄想するんだろう。老後のことかしらん?なんとなくそうじゃない気がする。
結婚とか、家庭とか、美化していいことばっかり想像する初婚の人たちをたくさん見てきたけど、佐藤君もそういう人の一人のような気がする。
あらかた目標達成したら、今度は外に愛人を作るのが男の美学とか・・・私の周りの男友達にもそういうの多いし。

幸せ気分が一転、なぜか暗い気持ちになってしまいました。

続く・・・連載エピソード別・目次はこちらから

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このブログでは、過去の遠距離恋愛のこと、現在進行形の恋愛話を綴っています。

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