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Girls' Talk~恋バナ倉庫~(旧・沖縄より愛を込めて

ここでは色恋沙汰&ビューティーの話をつれづれと。

   

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遠距離恋愛:『タケダ氏の佐藤君分析』

前回までのあらすじ:
ネットが不通になって突然スカイプできなくなったり、私が風邪引いて電話もままならなくなったり・・・11月後半に会いすぎたせいもあり、佐藤君の苛立ちはピークに。

********************
12月3日。
ようやく風邪も治りかけ・・・というところで、那覇の広告代理店より突然の仕事のオファーが。
沖縄ではかなりのビッグな案件のコンペだった。
向こうの提示金額と待遇にもかなりびっくり。もちろんやります!と即答。

佐藤君に報告すると「よかったね」と言ってくれてるのに、嬉しくなさそう。
病みあがりに無理してぶり返すことを心配してるらしい。

翌日、朝から那覇へ打ち合わせに行く。(中略)ついでに取材もすませ、行きも帰りも高速使って素早く帰宅。毎回高速代請求できるなら、日帰りも楽なんだけどなー。
久々に世田谷時代にご近所友達だったタケダくんから電話。ミクシィ日記を見て風邪を心配してくれたとのこと。近況報告を含め、2時間近く電話してたけど、話しはほぼ佐藤君のことに終始。
私がわからない男心を次々に解き明かしてくれました。

・どんなに親しい男友達でも、家に泊めるのはNG→自分がそうやって夜這いをし、それを受け入れた私に不信感を持って当然。タケダ氏から見ても、昔からさくらは警戒心がなさ過ぎた。
・テレフォンセックスは、正常→心を開いた恋人だけに許される行為。変態扱いはかわいそう。
・佐藤君は実はM→Sだと思ってるのは本人だけで、実際に思い通りになるM女相手だと飽きてしまうが、さくらはSとMを使い分けるからハマってるのではないか?
・風俗と彼女は別物→会えないから風俗に行けというのは酷過ぎる。好きだから完璧じゃない体でも何より愛おしと感じるんだから、離れてる分脱いであげるべき。
・性欲とは別でやたらセックスしたい時があって当たり前→付き合い始めは特に好きで好きで仕方ないから、性欲とは別に勃起することが多い。彼女が感じてる姿を見れることが幸せに感じる(タケダ氏的にはそうらしい)
・大人と子供が同居してギャップがありすぎるところが俺には理解しにくいが、ものすごく愛されてることに間違いはない。ただしハマったのが本当に初めてなら、大人になってから本気になるほど立ち回り方がわからずに悩むと思う。→ゆえに今の佐藤君はそれの典型例。
・男は妄想する生き物だ→もうちょっと理解して優しくしてあげるべき。

タケダくんが言ったことで、ちょっとドキッとしたことがありました。
「相手の盛り上がりにかけると、自分の方も冷めてくる」というところ。私は典型的そのタイプなんですが、佐藤君にそれを当てはめると、ドイツへ行かないと言った私が盛り下げる原因になりうるわけですよね。

タケダくんとの電話が終わり、朝早かった私としては眠気がピークだったので「もう寝る」とメールしたら、佐藤君から電話がかかってきました。
友達と飲んでたみたいです。びっくりしたのがなんの脈略もなく唐突に「子供産みたいって思う?」と聞かれたこと。
沖縄に来る前はそんなことも考えたりしましたが、正直今はうまく想像できなかった。

さくら 「産みたいと思ってた時もあったけど、最近現実身がなくて母親になる自分が想像できないかな」
佐藤 「それってどういう意味?」
さくら 「だって結婚だってしてないのに、子供がいる生活って想像できないよ。佐藤君は?」
佐藤 「俺は・・・俺もあんまり考えたことなかったけど、今は考えたりするよ」
さくら 「そうなんだ」
佐藤 「そりゃそうだろ?結婚したい人がいたら普通考えるだろ」
さくら 「そうだよね・・・」
佐藤 「そっか、お前は結婚したくないんだもんなぁ・・・」

ちょっとしゅーんとした声に聞こえて、そうじゃないんだけど!と思いつつ言えない私。

さくら 「前にも言ったけど、あんまり遠い未来のことをうまくイメージできなくなっただけだよ。One by one、Step by stepだから、まずは自分のことをちゃんとしてからじゃないと」
佐藤 「わかったよ。もう何回も言われてるし」

仕事ほどほどにね、と言われて電話を切りました。
東京へ来て一緒に暮らそうから始まって、結婚してドイツへ来てほしい→子供・・・どんどんハードルが高くなってく佐藤君。

タケダくんは、私が自立していると自信を持ってから結婚したいという気持ちをわかってくれたんですが、佐藤君がそれをわかってくれないなら「俺が男同士で佐藤君と話してやろうか?」と言ってくれてたことを思いだしたりして・・・もちろんそんなことは頼みませんけど・・・

男は妄想する生き物・・・結婚してからの生活に関しては現実的なのかなーと思ってたんですけど(よく一人前にならないと結婚しないと虚勢を張る人多いし)、佐藤君の場合、自分の社会的キャリアに不安がないから妄想に走ってしまってるんだろうか・・・うーん・・・

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遠距離恋愛:『障害だらけ』

ひたすら仕事と佐藤くんに終始した11月ももうじき終わり。
ゲストハウスと一緒に使っている無線LANが不安定で繋がらない。
ネットなしに今の私の生活は成り立たないから、当然困るし、ストレスも溜まる。
仕事もそうだけど、最近じゃ佐藤君との生活にもかかせない。
なんでか夜に調子が悪くなるから、最初は電話でどうやって直したらいい?なんて言ってたけど、さすがに何日も続くと顔が見えないことに苛立ちが・・・

佐藤 「ネット、まだ繋がらないの?」
さくら 「うん、原因不明みたい」
佐藤 「顔見れねーの落ち着かない」
さくら 「写メでも送ろうか?」
佐藤 「裸の送って」
さくら 「嫌だよ、そんなの」
佐藤 「あー、さくらに触りたい」
さくら 「2週連続会ってたから、会えないのが余計辛いね」
佐藤 「今何してた?」
さくら 「ソファでDVD見てた」
佐藤 「押し倒してキスしていい?」

きた、久々のテレフォンなんちゃら・・・
友達に言われたことを思い出して「いいよ」と答えると、「ノーブラ?」と続くので「うん」と言うと・・・
「服の上からでもわかる」「唇開いて」「柔らかい」などなどセクシャルワードが続出・・・
どうしても入り込めない佐藤君のエッチな妄想ワールド・・・佐藤君がどんな顔してそんなこと言ってるのかを先に考えちゃって、だめです。

さくら 「ごめん!やっぱり無理!」
佐藤 「えー、いいところで止めんなよー」
さくら 「恥ずかしい、やっぱりどうしていいかわかんない」
佐藤 「胸揉んだら声出すとか、俺と一緒に妄想・・・」
さくら 「変態!もうバーチャルは無理っ!」
佐藤 「変態っていうなよ、その変態に何回イカされたよ?」
さくら 「佐藤君に直接されるなら・・・それは好きだけど、私の想像力じゃついていけない」
佐藤 「じゃあ顔見ながらしよ?スカイプ繋がったら」
さくら 「・・・わかった」

11月30日。やっとネット復旧。
スカイプで数日振りに顔を見た佐藤君は、やる気まんまん。
ところが沖縄も冷え込みが本格的になってきて、私はちょっと風邪っぽい。
大事をとって「脱げ」と言わなかった佐藤君でしたが、逆に心配病が発病。
翌日には完全にダウンして、スカイプどころじゃない私。
この週後半から取材の予定が入ってるから、それまでに治さないとと思って、仕事が落ち着いてるからひたすら寝てたんですけど、佐藤君は本当にイライラしてて私もどうしたもんかわかりません。

佐藤 「ちゃんと薬飲んだか?病院行った方がいいんじゃないか?寒くない?」
さくら 「大丈夫、寝てれば治るよ」
佐藤 「誰かに言った?見舞い来てくれる人いるのか?」

イライラというより、オロオロしてるって言った方がいいのかも。
引き始めだからすぐに治ると言っても、傍にいれないことが心配で仕方ないみたいです。
逆をかえせば、佐藤君が倒れたら私も心配するな・・・。
一人暮らしって病気になるとすごく不安になるのわかるし。
「この距離は、立派な障害だ」と佐藤君は言いました。

ドイツに行っちゃったら、たださえ簡単に会えないのに、病気になられたら本当に心配になるだろうな。
佐藤君はこれまで倒れたこともなければ、病気も風邪ぐらいしか引いたことないというけど。

浮気とかそういうこと以外にこんなに心配になる材料が山積みなんだな、遠距離恋愛って。
そういえば前に付き合ってた10歳下の遠恋してた人(その頃は金沢ー東京間)も、私が風邪引いて飛行機乗れないかもって話しになった時に「絶対嫌や!早よ治してや。なら俺が行く!」と単位のかかってる授業をサボると怒り出したことがあったなぁ。

元気でさえいてくれれば、多少会えなくても我慢できる。
逆に傍にいすぎて忘れてしまうことを、忘れずにいられたりもする。
近すぎても遠すぎても・・・


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遠距離恋愛:『ガールズ★ナイト』

前回のあらすじ:
2週連続できてくれた佐藤君のことが本気で頭から離れなくなったさくら。
胸の中が切ない気持ちでいっぱいで・・・

******************
驚かされた手紙に対して、口で直接「ありがとう」が言えませんでした。
『手紙嬉しかった。ありがとう。心配ばかりかけてごめんね。私にとって佐藤君は、すごく大きな存在です。私にも頼ってもらえるように頑張るね。』
悩んだ挙句に送ったメールがこれ・・・佐藤君から返信はなく、何事もなかったかのようにスカイプで「今帰ったわ~」って・・・。
あらためてここに書き写してため息が出ます。私だったら、絶対こんな女嫌だわ・・・。

11月最終週は、女友達との予定でいっぱい。
1ヶ月振りとか3ヶ月振りとかそんなんばかりでしたが、私の近況報告は仕事と佐藤君のこと。
数ヶ月前、私はそこまで佐藤君に入れ込んでおらず、どうせすぐに別れるだろうと常に考えて付き合ってたものだから、さくらの気持ちの変貌っぷりに驚いていました。

さくら 「どうせ次に東京で会った時に別れちゃうかもしれないんだよ。だってドイツだよ?会いたい病の佐藤君が耐えられるわけないよ・・・はぁー、もう、こんなことなら出会わなきゃよかった」
友達 「ドイツは遠いよね・・・さくらだってこっちでやりたいことあるから簡単には行けないしね」
さくら 「**だったらどうする?」
友達 「行かないかな。この年になると、そういう勢いってなくなることない?一人で生きる生活リズムも出来てるから、それを変えてまでってなるとねー」
さくら 「そうだよね。私もそう思うんだよね」

このまま遠距離を続けて、どこかのタイミングで・・・
でも、いつとは約束できない。
こんなに好きでも、結論は依然として変わらない。

ここから先はガールズトークに・・・

友達 「でも佐藤君って、かわいい変態だよね」
さくら 「うん、まぁ、許せる変態だよね」
友達 「私だったらやっちゃうかな、「あっ・・・」とか声出してみたりして」
さくら 「え、ほんとに?そんなことしたらどんどんエスカレートするよ」
友達 「いいじゃん、できるところまでやってあげれば。触るよってきたら「くすぐったい・・・」とか可愛い声出してあげて。佐藤君、喜ぶんじゃない?」
さくら 「喜ぶかも・・・」

”脱ぎ脱ぎ”しちゃった私を、爽やかな顔を崩しまくって食い入るように見てた、あのドイツからのスカイプを思い出してしまう。
でもスカイプで顔が見えてたら余計に恥ずかしい・・・

友達 「簡単じゃん。裸になって恥らって見せれば向こうが勝手に誘導してくれるでしょ」
さくら 「想像しただけで恥ずかしい・・・」
友達 「すぐ別れるって言いつつ、別れたくないんでしょ?少しは努力しないと!」
さくら 「まぁ、そうだけど・・・」

脱げ!と言われたら、ちょっと脱ぐぐらいはしようかなぁ・・・
その行為はどこまでできるか自分の羞恥心との戦いになるけど・・・

毎日のように友達とこんな話をしつつ、夜はスカイプ繋いだまま仕事して・・・が、週半ばくらいからネットがだんだん繋がらなくなってしまったのです・・・


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遠距離恋愛:『手紙』

前回までのあらすじ:
初めて怒鳴り合いの喧嘩を経て、瀬長島で仲直りした二人。
沖縄での二人、最終日は・・・?

******************************
11/23.
前の晩、疲れ果てていたさくらがホテルに帰るなり爆睡してしまったので、夜のかくかくしかじかはナシ。
目覚ましが鳴って目覚めると、佐藤君はまたPCに向かっていました。

さくら 「おはよう・・・仕事してるの?」
佐藤 「うん、ちょっとだけ」

すぐにそばに来てくれて、おはようのキス。
佐藤君は沖縄まで来て仕事してるのに、私は何をやってるんだろう・・・寝たことで頭がスッキリしてた私は猛烈に反省・・・昨日はごめんねと謝ると、「謝らなくていいから、俺にキスして、シャワー浴びておいで」と言うもので、私から佐藤君にチュッとして、それじゃ足りなかったようでもうちょっとオトナなキスをしてから、シャワーを浴びました。

佐藤君のフライトは8時。あと数時間後には見送らなきゃいけないことが辛くなってきました。
私がドイツ行きを決意すれば、ずっと一緒にいられるのに。

シャワーを終わらせた後、眠たい振りをして、化粧もせずに佐藤君の腕にぴったりしがみついてました。
佐藤君は優しい顔で「ゆっくり寝かせてやれなくてごめんな」とヨシヨシしつつ、仕事の資料作り。英語で書かれた数字が山のように入ったもので意味不明。

佐藤 「どうしたの?」
さくら 「くっついたらダメだった?」
佐藤 「ダメじゃないよ。珍しいと思っただけ」

PCを閉じた佐藤君、私を膝の上に載せると、子供をあやすように抱き寄せてよしよしと頭と背中を撫でて。

佐藤 「俺と離れるのが寂しいの?」
さくら 「うん」
佐藤 「一緒に東京来る?」
さくら 「・・・・・・」
佐藤 「来るわけないよな・・・」
さくら 「行けないけど、今は離れたくない」
佐藤 「飛行機、一つ遅らせよっか?」
さくら 「大丈夫なの?」
佐藤 「大丈夫だよ。直接会社行くから」

体を離して顔を見たら、寝不足の人の顔でした。もしかして全然寝てないんじゃ・・・と思ったら、キスされてそのままかくかくしかじか・・・でもすごく優しかった。

チェックアウトして空港で見送った後、帰宅。さっそく取材してきたことを記事にしようとノートを取り出すと、見知らぬピンク色の付箋がついてました。そのページを開くと、初めて見る佐藤君の直筆の手紙が書かれてました。

さくらへ
お前が寝てる間にこっそり書いてます。
昨日は怒鳴ったりしてごめん。
お前に何かあったんじゃないかと心配だった。

疲れてずっと泣いてるお前を見てて辛くなった。
なんの為に仕事を辞めて、なんの為に東京を離れ、こんなになるまで仕事してるのか
もっと楽に生きる為に沖縄にいるんじゃないのかって
ドイツへ行ったら週末に飛んでくることもできなくなるし、もっと心配になる。

あんな泣き顔を俺の知らない誰かに見せる日がきたら我慢ならない。
俺は沖縄に住んでやれないけど、ドイツでお前を養うことはできる。
結婚が怖いなら籍は入れなくてもいい。

誰よりもお前を愛してることには自信を持ってるから
もっと俺を信じてゆだねてくれ。

また来月会えるのを楽しみにしてます。


男っぽい角ばった字。
普段ふざけてエッチなことばっかりの佐藤君の真剣な気持ちを目の当たりにして、また泣けてきました。
佐藤君と結婚したいって思いました。

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遠距離恋愛:『やさしく抱いて』

前回までのあらすじ:
昨日、2週連続で沖縄へ来てくれた佐藤君。めちゃくちゃ優しくて、すっかりのぼせてしまったさくら。
さて、その翌日は・・・?

************************
11/22、3時からの仕事のさくらを10時に起こした佐藤君(本当は9時から起こしてたらしいが)。
私と言えば全然眠れずにいたので、全然頭が動かない。
せっかくデートするって言ってたのに・・・と言われ、気合を入れて起きる。

松山のビジネスホテルから、歩いて国際通りへ。手を繋いでスタバ(スタバも沖縄じゃそこら中にはありませんので、貴重です)でコーヒーを買って、近くの公園でサンドイッチと共に食す。

佐藤 「気持ちいいな、天気もいいし」
さくら 「うん(と言いつつぼーっとしてるけど)」
佐藤 「俺が行く街(ドイツの)、こういう場所いっぱいあるんだよ。川も流れてるし。パリ好きって言ってたじゃん?お前、結構気にいると思うんだけどな」
さくら 「遊びに行くよ」
佐藤 「絶対来いよ?」
さくら 「うん。すごい気に入っちゃったらどうしよ」
佐藤 「ずっといればいいじゃん」

頭が働かないから、墓穴を掘るようなことを言ってしまいました。
佐藤君がそれ以上なにも言わなかったのでよかったんですが・・・

真昼間に広い公共の場でキスするのは、どれぐらいぶりだったろう。
少なくとも佐藤君とはそういうことしたこと全然なくて(これでも昔は昼時の表参道の交差点でキスとか出来ちゃった人でした)、私をシャイで人前でイチャコラできない人だと思ってたらしい佐藤君は、とても嬉しそうだった。
そんな佐藤君を見るのが私も嬉しくて、ついベタベタしちゃって。振り返るといい年してってちょっと恥ずかしいです。

3時から取材が入ってたので、佐藤君とは3時間ほどのお別れ・・・と思っていたら、編集の伝言ミスで、なんと取材終了は9時半過ぎ。私としても体力限界でフラフラ。携帯の着信は佐藤君の名前で埋め尽くされてて。
とりあえず近くのスーパーまで移動して、車の中から電話をかけました。

さくら 「もしもし、今終わった・・・」
佐藤 「なにやってんだよ!なんで電話でねーんだよっ!!」
さくら 「電話出れる雰囲気じゃなくて・・・」
佐藤 「もう10時だぜ?なにやってたんだよ!メールの一本ぐらいできただろーが!」

すごい勢いで怒鳴られて、私も疲れがピークで泣き出してしまいました。

さくら 「怒鳴ることないじゃん!出れなかったの、メールもできなかったの!」

それだけ言って、思わず電話を切っていました。
もう本当に疲れてて、シートを倒して横になってずーっと泣いてました。なんで疲れてるとあんなに泣きたくなるんでしょうか。こんなことは久々です。
佐藤君からの電話が鳴りつづけても、出る気にならないくらい疲れてて。
昼間の優しい佐藤君のイメージが強すぎて、余計に辛かったのかもしれません。

電話が鳴らなくなったことで余計に泣けてきて、たまたまのんびりした母から電話がかかってきて、泣きながら愚痴る大人気ない私・・・が、それで少し落ち着いたところで、佐藤君に電話をしました。

佐藤 「さくら?ごめんな?事故でもしてるんじゃないかって心配してたから、お前のノンキな声きいて、ちょっと頭きて・・・今どこにいるの?」
さくら 「スーパーの駐車場・・・」
佐藤 「泣いてたの?迎えに行こうか?」
さくら 「ううん、今から拾いに行くよ」
佐藤 「ゆっくりでいいから、気をつけてこいよ?」
さくら 「(また泣けてきて)やっと優しくなった」
佐藤 「泣くなよ、ほんとにごめん」

連絡できなかった私が悪いのに、佐藤君ばかりを悪者にしてしまってごめん、って思いながらも、とにかく疲れすぎてて運転するのも辛かった。
栄町で佐藤君を拾い、運転を代わってもらうと、ホテルに向かわずに空港方面へ・・・
どこへ行くかと聞くと、瀬長島へ星を見に行くと言います。確かにこの辺界隈の海沿いでは、そこが一番星が綺麗に見える場所なんですけど、夜は間違いなく寒いはず。

島の裏側に車を止め、波打ち際の岩の上に並んで横になりました。
目を開けると広がる星空は、すごく綺麗だった。なんていうんでしょうか。すごく癒されてしまいました。

さくら 「佐藤君、ごめんね。6時に終わるって言ってたのに」
佐藤 「マジで心配した。でも無事でよかった」

ずっと言葉少なで、触れることもしなかった佐藤君が抱きしめてくれました。
冷えてきた体がぬくもりに包まれたせいか、私は懲りずにまた泣けてきて、佐藤君はずっとぎゅっとしたまま、おでこに何度もキスしてくれて、私はこんなに泣くほどこの人を好きになっちゃったんだ・・・と自覚してしまいました。

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■プロフィール

HN:
さくら
性別:
女性
職業:
フリーライター
趣味:
音楽・映画鑑賞、食べること
自己紹介:
このブログでは、過去の遠距離恋愛のこと、現在進行形の恋愛話を綴っています。

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