前回のあらすじ:
2週連続できてくれた佐藤君のことが本気で頭から離れなくなったさくら。
胸の中が切ない気持ちでいっぱいで・・・
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驚かされた手紙に対して、口で直接「ありがとう」が言えませんでした。
『手紙嬉しかった。ありがとう。心配ばかりかけてごめんね。私にとって佐藤君は、すごく大きな存在です。私にも頼ってもらえるように頑張るね。』
悩んだ挙句に送ったメールがこれ・・・佐藤君から返信はなく、何事もなかったかのようにスカイプで「今帰ったわ~」って・・・。
あらためてここに書き写してため息が出ます。私だったら、絶対こんな女嫌だわ・・・。
11月最終週は、女友達との予定でいっぱい。
1ヶ月振りとか3ヶ月振りとかそんなんばかりでしたが、私の近況報告は仕事と佐藤君のこと。
数ヶ月前、私はそこまで佐藤君に入れ込んでおらず、どうせすぐに別れるだろうと常に考えて付き合ってたものだから、さくらの気持ちの変貌っぷりに驚いていました。
さくら 「どうせ次に東京で会った時に別れちゃうかもしれないんだよ。だってドイツだよ?会いたい病の佐藤君が耐えられるわけないよ・・・はぁー、もう、こんなことなら出会わなきゃよかった」
友達 「ドイツは遠いよね・・・さくらだってこっちでやりたいことあるから簡単には行けないしね」
さくら 「**だったらどうする?」
友達 「行かないかな。この年になると、そういう勢いってなくなることない?一人で生きる生活リズムも出来てるから、それを変えてまでってなるとねー」
さくら 「そうだよね。私もそう思うんだよね」
このまま遠距離を続けて、どこかのタイミングで・・・
でも、いつとは約束できない。
こんなに好きでも、結論は依然として変わらない。
ここから先はガールズトークに・・・
友達 「でも佐藤君って、かわいい変態だよね」
さくら 「うん、まぁ、許せる変態だよね」
友達 「私だったらやっちゃうかな、「あっ・・・」とか声出してみたりして」
さくら 「え、ほんとに?そんなことしたらどんどんエスカレートするよ」
友達 「いいじゃん、できるところまでやってあげれば。触るよってきたら「くすぐったい・・・」とか可愛い声出してあげて。佐藤君、喜ぶんじゃない?」
さくら 「喜ぶかも・・・」
”脱ぎ脱ぎ”しちゃった私を、爽やかな顔を崩しまくって食い入るように見てた、あのドイツからのスカイプを思い出してしまう。
でもスカイプで顔が見えてたら余計に恥ずかしい・・・
友達 「簡単じゃん。裸になって恥らって見せれば向こうが勝手に誘導してくれるでしょ」
さくら 「想像しただけで恥ずかしい・・・」
友達 「すぐ別れるって言いつつ、別れたくないんでしょ?少しは努力しないと!」
さくら 「まぁ、そうだけど・・・」
脱げ!と言われたら、ちょっと脱ぐぐらいはしようかなぁ・・・
その行為はどこまでできるか自分の羞恥心との戦いになるけど・・・
毎日のように友達とこんな話をしつつ、夜はスカイプ繋いだまま仕事して・・・が、週半ばくらいからネットがだんだん繋がらなくなってしまったのです・・・
続く・・・連載エピソード別・目次は
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