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Girls' Talk~恋バナ倉庫~(旧・沖縄より愛を込めて

ここでは色恋沙汰&ビューティーの話をつれづれと。

   

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遠距離恋愛:『9月振り』

前回までのあらすじ:
スカイプでもタイミングが合わずにすれ違ったりしてましたが、佐藤君が急にきてくれることに。

*************************
予定通り、夜の便で那覇に到着した佐藤君。私は仕事を終わらせてから空港ゲートで迎えたんですが、毎日のようにスカイプで顔を見てるのに、なんだかテレくさい。
目の前に立った彼も少し照れ臭そう。

佐藤 「・・・9月振り」
さくら 「うん・・・」

厚手のジャケットを手にした姿を見て、東京はずいぶん寒くなったんだなと思いました。
「こっち、まだあったかいでしょ?」と言いつつ、そのジャケットをつまむと、佐藤君は笑ってジャケットをボストンバッグを手にした片方の手に持ち変え、空いた腕で私の肩を抱き寄せて、「行こうぜ」と促すように歩き出しました。

車に乗り込むと、佐藤君は窓を全開にして言いました。

佐藤 「ほんと、こっちあったかいな」
さくら 「夜はだいぶ冷えるようになったよ」
佐藤 「毎日(スカイプで)寒いって言ってるけど、東京に比べたら全然じゃん」
さくら 「冬に東京行きたくないもん、寒すぎて動けなくなる」
佐藤 「そうも言ってられないだろ。クリスマス来るだろ?」
さくら 「行くけどさ・・・寒いの嫌だなぁ。ってか、寒いから窓もうちょっと閉めていい?」
佐藤 「(しょうがねーなーと言う顔して閉める)」

会社が27日から休めるので、遅めのクリスマスとカウントダウンを沖縄で・・・と言ってたんですが、結局転勤の準備でバタバタするから来てほしいと言われてた矢先にヲタ行事が思いっきり重なりまして、私の東京行きは確定してたのです。

さくら 「お腹空いてる?」
佐藤 「うん。お前は飯食ったの?」
さくら 「軽く」
佐藤 「そっか。テイクアウトでもいい?」
さくら 「いいけど、何食べるの?定食屋でぱっと食べた方が早いんじゃない?」
佐藤 「早く二人っきりになりたいの!わかれよ、それくらい!」

那覇のラブホ街の近くにあるゴーヤバーガーで有名なジェフでテイクアウトして、前回行ったラブホへ。
(書きそびれてましたが、そのラブホがすっごいいいんだよ!と口を滑らせた私に佐藤君はご立腹だったんですよね、前回・・・)

テレビの代わりに有線をかけ、お風呂にお湯をためつつ、二人でソファに並び、ハンバーガーをむしゃむしゃ。
「来週末、3連休だからまた来るわ」「ほんと?」「さすがに俺もゆっくり休みたいしさ」「そっか」・・・・・・嬉しいけど、 この段階で、まだ一回もキスすらしてないことが気になっている私(笑)

さくら 「ねぇ」
佐藤 「ん?」
さくら 「ねえ」
佐藤 「なんだよ」

腕が触れる近さなのに、空港で肩を抱かれてから接触ゼロ。
慣れって恐ろしい。ケダモノのごとく触れ合い大好きだった人が、こんなにそっけなくなって。
2ヶ月振りの再会っていうのに。

佐藤 「あと一口待って」
さくら 「別に待ってないよ」

大口一口でハンバーガーを終わらせ、コーラで飲み下すと、私に向き直りました。

佐藤 「早く食っちゃえよ」
さくら 「うん・・・」

まだ半分以上残ってるハンバーガー。
一生懸命食べてる私をじーっと凝視してる佐藤君。

佐藤 「小動物みたいw」
さくら 「(もぐもぐもぐ)」

勝手に携帯で写メを撮りだすし、パンツ一丁になって、わざとらしく貧乏揺すりして急かしてくる。
二の腕をぷよぷよ触ってくる。
そうじゃなくて、優しくチューとかするべきじゃないの?

佐藤 「さくら、わざとゆっくり食べてる?」
さくら 「そんなことないよ」
佐藤 「早くイチャイチャしたいのに」
さくら 「都合よすぎ。キスもしないくせに」
佐藤 「あ、お前キスしてほしかったの?」
さくら 「ちが・・・」
佐藤 「もっと早く言えよぉ!怒られるかと思って我慢してたのに」

にやにやして、私の手にあったハンバーガーを取り上げてテーブルに置くと、有無を言わさずソファに押し倒してキス・・・・

佐藤 「・・・お前、早く飲み込めよっ!」
さくら 「んご」
佐藤 「ほら、飲み込めって(コーラを飲ませる)」
さくら 「(飲み込んで)ねぇ、コーラって口に入れると炭酸広がって”うおっ”ってならない?」
佐藤 「お前だけだって。色気ない話しすんなよ(怒)」
さくら 「食後のたばこ・・・」

火がついた人は、もう止められないようです。
てか、止める必要もないんだけど・・・

途中まで進んで、そこからバスルームへ移動・・・

(かくかくしかじか)

やっとお湯でいっぱいになった湯船の中で、すでに指先はシワシワ。
背中を佐藤くんにもたれるように入り、来週末の話しに。
なんかしたいことある?と振られて・・・

さくら 「次は時間あるし、普通のデートしたい、かな」
佐藤 「どんなこと?」
さくら 「映画見たり、買い物行ったりとか・・・逆になかなかチャンスないでしょ?」
佐藤 「そういえばそういうことあんまりしてないよな。見たい映画ある?」
さくら 「別にないんだけどさ・・・映画じゃなくてもいいよ、カフェとかでもいいし・・・」
佐藤 「わかってるよ。ブラブラしよ。手とか繋いでさ。公園でスタバのコーヒーとか飲んだりとかだろ?」
さくら 「嫌?やっぱり部屋がいい?」
佐藤 「どっちも好きだよ。かわいい格好も、裸も」

自分で言って、自分で照れて吹き出した佐藤君は、私の肩を揉み始めました。

佐藤 「ガチガチだな。パソコンやりすぎなんじゃないの?」
さくら 「うん。寒くなってくるとよけいひどくなる」
佐藤 「運動不足もあるだろ」
さくら 「そうなんだよね。またヨガでも始めようかと思ってるんだけど、仕事が忙しくなってきちゃって」
佐藤 「根つめるなよ」
さくら 「そっちこそ体に気をつけてね。もう20代ほど働けないんだから」
佐藤 「おばさんくさいこと言うなって。俺は体だけは若いから大丈夫」
さくら 「顔も若く見えるよ(振り返って一応確認)」
佐藤 「(勘違いしてか、キスしてくる)」
さくら 「(まぁ、いいかとそのまま目を閉じる)」
佐藤 「(そっちモードに突入)」

こういっちゃなんですが、朝まででこれまでの記録を更新しました・・・
もう最後の方は疲れ果ててよく覚えてません。

昼にチェックアウトし、カフェでブランチ。
二人とも寝不足だし、疲れ果ててたから、目が合うたびに思い出し笑いしてました。
やっぱり二人とも30代。やりすぎは禁物です・・・。

空港で見送る時、「また来週」と言って、ちゃんとチューしてくれました。
なんだか前よりもずっと仲良しになれた気がしました、今回のデートで。


続く・・・連載エピソード別・目次はこちらから

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