前回までのあらすじ
突然現れた佐藤君に翻弄されっぱなしのさくら。
ジェットコースター並みのスピードで展開していく関係性は、本物なの?沖縄マジックなの??
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6月20日。
私は朝から書籍のオーダーフォームの仕上げ作業に追われており、佐藤くんがゲストハウスのスタッフと話す笑い声が聞こえてきたり。
話しの内容が鬼のように気になります。私とのことを話されてたら、もう明日には関係者がすべて知るところとなるでしょう。
あー、住みづらくなる。どーしよ・・・と思いつつ、ゆっくり考えてる余裕もございません。これも職業病と申しますか、結局仕事もこんな感じ集中してしまってたんでしょうね、あの頃も。『働きマン』を地でいっております。
ランチをご馳走してくれた佐藤くん。ありがとう。バリバリPCに向かう私のPCを覗き込むことなく(これ重要)、痒いところに手の届くサービスは素晴らしい。
中途半端に男と女の関係がどーとかより、いっそのことプロポーズしてくれたら即OKしちゃうのに・・・なんて思ったのは内緒ですが、一緒にいてもラクチンなんですよねー。なんだか冷たくして申し訳なくなってくるくらいで。
この日の夕方から部屋でのネット接続が不可となり、夜は書籍の販売開始で、PCにかじりつき@ゲストハウスで家にはいなかったんですが、1時半くらいに帰宅すると、佐藤くんは一人静かにベッドで太宰治なんか読んで待ってました。
佐藤 「お疲れ様」
さくら「あのね、もうオーダーが入ったんだよ!(嬉しさでテンション高め)」
佐藤 「すごいじゃん!俺も読みたいけど、さくらが許してくれるまで我慢する」
腕を引っ張られたら、そのままベッドへ・・・ってさすがに3日目にもなると、こうすることが当たり前のようになってくるから人間不思議です。
お互いに恋人に話すように会話をしてます。いつの間にか見詰め合っても照れません。腕枕される事も、キスすることも、自然です。
こういう感覚、ものすごく久しぶりな気がします。
彼は切れ長な目をして大声で笑うタイプではなく、決して甘い顔ではないんですが、だから笑い顔のギャップがツボなんですよね。客観的に見て、彼の目は恋してるんです。恋するとこういう顔になるんだなぁと資料用に心にメモしながら、顔にかかった彼の髪(ちょっと長めのショート)を流してあげると、嬉しそうに顔を寄せてくるわけです。
なんだか幸せを感じてしまうわけですよ、こうなると。
でもやっぱりこのまま流されて、ハマってしまうのは怖い・・・。
・・・続く。
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