つい先ほど、元彼のRyoから電話がありました。
iPhoneが鳴って、Sさんかと一瞬ウキウキしたところで、液晶にはRyoの名前。
めちゃくちゃ動揺してしまった。
なんでこんなタイミングで?
まだ日本じゃないはず??
けど日本の携帯からだよ?
まさかもう日本にいるの??
あまりにドキドキしすぎて咳き込んでしまい、しばらく鳴ってから電話に出ました。
さくら「もしもし?」
Ryo「もしもし?俺。やっぱ起きてたな、夜行性!」
さくら「うん、久しぶりだね。日本にいるの?」
Ryo「昨日帰国した」
さくら「そっか。半ばぐらいまでドイツかと思ってた」
Ryo「俺がいつ帰国するか考えてたんだ?」
さくら「ちょっとだけね」
Ryo「相変わらずだなー、さくらは」
とりあえず実家にいるそうですが、明日には社員寮へ入るとのこと。
日本は結構暖かいと言ってました。
Ryo「彼氏できたの?」
さくら「うん」
Ryo「お前のTwitter読んでるけど、サクラサクから何にも書いてねーじゃん。クリスマス、彼氏と神戸にいたの?」
さくら「違うよ。付き合う前から行くことになってて、友達のゲストハウスの手伝い行ってたの」
Ryo「へー。寛大な彼氏だな」
さくら「Ryoなら許さなかった?」
Ryo「俺なら、年末休みに会いに行ったな、神戸に」
そうだよなー。
きっとRyoならそうしてくれたと思う。
Ryo「彼氏、何してる人?」
さくら「国家公務員だよ」
とりあえず聞かれるがまま、どんな人か話しました。
今、私が悶々としてることは言わなかったけど。
Ryo「それだけ聞いても、俺の方が男前だと思うんだけど。そんなオトナじゃお前も言いたいこと言えてないんじゃねーの?」
さくら「(ドキッ)そんなことないよ。言う時ははっきり言うよ」
Ryo「そうだよな。それがさくらだよなー。あーあ。いつの間にか東京帰ってきてるし、俺ってつくづくタイミング悪い。俺は全然愛されてなかったんだな。あーあ」
さくら「それは違うよ」
Ryo「どう違うんだよ」
さくら「東京へ帰ってきたのは自分の意思で、彼氏とかそういうのは関係ない。それにRyoのこと、真剣に考えてたよ。すっごく」
Ryo「俺のこと愛してた?」
さくら「うん・・・」
Ryo「俺も、お前のことすっごい愛してたよ」
なんだか泣きそうになって、言葉が何も出てきませんでした。
この時、すごくRyoに会いたくなってしまったし。
お互いの中で、過去形になって笑って話せてるってすごいこと。
Ryoが過去形で言ってくれた言葉が嬉しかった。
まさか今も愛してるなんて言われたら、この状況じゃグラグラしちゃってたよ、きっと。
Ryo「・・・俺たち、友達になろっか?」
さくら「友達、なってくれるの?」
Ryo「執事は無理だけどな」
さくら「(笑)Ryoはキングだもんね」
近々ご飯でもしようという約束をして電話を切りました。
はー。
なんというんでしょうか、この気持ち。
うまく形容する言葉が見つかりません。
[1回]
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