前回までのあらすじ:
11/15の週末に来てくれた佐藤君。3連休である22日あたりの週末に2週連続で沖縄へ来てくれ・・・
※『おっぱいを語る』は諸事情で飛ばします。
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11月21日は金曜日。
仕事を終わらせ、最終便で来るという佐藤君より先に那覇へ乗り込んだ私は、もちろん仕事&仕事!
7時過ぎに終わったので、時間つぶしに仲良しのオーナーがいるゲストハウスへ遊びにいきました。
ここでものすごく久しぶりに再会した男友達に、近況報告がてら、最近の恋の話しなんかをしてたんですが、先週の佐藤くんの言動に関して貴重な意見が聞けたんです。
「ねえ」としか言わない彼女がどうしてほしいかは、きっとわかってたはずだ。
友達が言うには、わからない振りして焦らして楽しんでいたんだと言うんですよね。
(なかなかチューしてくれなかったという話に関して)
間違いなくS男だと、それが友達の認定結果。
ものすごく納得したけど、同時になんだか悔しいような・・・
でも、部外者による彼氏分析で、「お前にベタぼれだ」と言われて嫌な気はまったくしないんですけど(笑)
羽田空港を出発すると電話を受け、私はさっそく化粧直し・・・
2時間あまりが経過し、那覇空港に迎えに行くと、空港は大混雑。3連休前夜ですからね・・・車を駐車場に入れなかったので、車まで来てもらう事に。(その間に散らかった車の中の掃除もして・・・)
コンコン!と窓をノックされて顔をあげると、スーツ姿の佐藤くんがドアを開けて助手席に乗り込んでくるところでした。
こうやって再会するときって、先週あったばかりなのに気恥ずかしいんです。
でも、佐藤くんはまともに顔を見る前にチュー。
佐藤 「ただいま」
さくら 「うん」
後頭部を支えられ、オトナなチュー・・・うっかり現実を忘れそうになったところで、窓をノックされる音がして、二人ともビクッ!として顔をあげたら、レンタカー屋らしきあんちゃんが「邪魔だから移動して」と。
ものすごく恥ずかしくて車を発進させました。
さくら 「どうする?すぐホテル行きたい?」
佐藤 「お前はどうしたい?」
ぶっちゃけると、ものすごく疲れてたんで、横になりたいのが本音だったんですけど・・・
さくら 「ビール飲みたいでしょ?」
佐藤 「飲みたいなぁ。一杯でいいから、はぁー、じゃあ軽く飲んでくか」
ということで、ホテルにチェックイン。車を停め、歩いて近くのバーへ。
私も生ビールを少しだけ分けてもらって、一緒に乾杯。
佐藤 「明日さ、座間味行くのやめるわ」
さくら 「そうなの?天気よさそうだけど?」
佐藤 「お前、3時から仕事だろ?それまで一緒にいることにした」
さくら 「いいの?」
佐藤 「おぅ。実は日曜の朝に帰らなきゃいけなくなっちゃって、あんまりゆっくりできなくなった」
連休最後の月曜は、ドバイで交通事故にあった同僚が亡くなったので、告別式があると。
なので、日曜の夜に帰ると言ってたんですけど、結局準備もあるからとのこと。
さくら 「うん、わかった。明日、6時には仕事終わると思うから、ちょっと待たせちゃうけど」
佐藤 「栄町(友達がいるので)で飲んでるよ」
普通のやりとりなんですが、笑顔で言われると応援されてるような気がして・・・カウンター席だったので、すぐ隣の彼にもたれかかりたくなっちゃって・・・ もちろんそんなことは人目が恥ずかしいからできないけど、代わりにスーツのジャケットの裾をつまんでみたら、手を握ってくれました。
佐藤 「・・・帰ろっか」
さくら 「うん・・・」
残りのビールを飲み干すと、ホテルに戻りました。
なんでか私、すっかり甘えたモードでして、うっかりすると泣きそうになるくらいでして。
たぶんかなりの疲労をかかえてたのもあるかもしれないんですけど、ものすごくぎゅーってされたくて仕方なくて。(とても口に出せないですけど、そんなお願い)
エレベーターに乗ったら、優しく抱きしめてくれて、バレなかったけど、ちょっとだけ涙が出ました。
今回は夜間チェックインができるビジネスホテルだったので、お風呂が小さくて二人じゃきついので、それぞれで入りました。先に出た私は、うっかりベッドで うとうと・・・ハッと目を覚ますとベッドに一人、静かな部屋の中でPCのキーボードを叩く音が・・・佐藤くんがソファでPCに向かっていました。
さくら 「ごめん、寝ちゃってた」
佐藤 「突いても起きなかったから、ちょっと仕事してた」
さくら 「仕事持って来てるの?」
佐藤 「ちょっとだけ」
パタンとPCを閉じると、佐藤くんは私の傍にきてくれました。
佐藤 「お前、仕事大変なんだろ」
さくら 「まだ始めたばかりだから、そりゃいろいろあるけど」
佐藤 「一日仕事しただけで、ぐったりじゃん。もっとゆっくりやれよ」
さくら 「ゆっくりやってるよ。大丈夫」
佐藤 「お前が倒れても、すぐに駆けつけてやれないんだからさ、あんまり心配させんなよ?」
さくら 「うん(すごく嬉しい)」
頭をヨシヨシしてくれた佐藤くんは、すぐにベッドに入って抱き寄せてくれました。
私的には、いつもどおりカクカクシカジカになるのかと思ってたのですが、何度もキスしてくれるのに、そういう雰囲気じゃないんです。
さくら 「どうしたの?」
佐藤 「どうって?」
さくら 「今日はエッチな佐藤くんじゃないの?」
佐藤 「今日もエッチだけど、なんとなくこうしてたいかなーって」
まさか、焦らしてるつもりか??
男友達に聞いた話が頭を過ぎります。
さくら 「あのさ、焦らしてるつもりだったりする?」
佐藤 「(きょとん)は?」
さくら 「やっぱりなんでもない」
佐藤 「お前、疲れてるんだろ?」
さくら 「もしかして気使ってくれたの?」
佐藤 「そういうわけじゃないけど・・・今日はなんかお前が可愛く見えるから、エッチにさせなくてもいいかなーって」
さくら 「エッチにさせなくてもって、私、いつもエッチにさせられてるの?」
佐藤 「っていうか、エッチしてる時が一番可愛く見える・・・って言ったら怒る?」
さくら 「怒らないけど、なんかちょっとショックかも・・・」
こんなことを言われたのは、初めてですもん・・・。
佐藤 「だってその時が一番素直だし、甘えてくるしさ。一緒にいる時しかできないじゃん?」
さくら 「そうだけど・・・私、そんなに普段可愛くないんだね」
ちょっとシューンとして、普段スカイプで見せてる自分の醜態を反省・・・と思ってたら、
佐藤 「そういうわけじゃないけど、エッチの時は愛されてるって思えるから。求められてるっていうか、俺だけを見てるっていうか、俺のこと好きだって言うだろ?」
さくら 「言ってる!?」
佐藤 「言ってる」
さくら 「嘘ぉ・・・超恥ずかしいヤツじゃん、私・・・」
耳まで熱くなって、思わず佐藤くんに背中を向けようとしたら、「照れんなよ」とベッドの中でくすぐり大会に・・・
(かくかくしかじか)
もう恥ずかしいんですけど、佐藤くんが眠った後も、あんなに疲れてたのに全然眠れませんでした。
頭も体も、全部が佐藤くんが好きで好きでぱんぱんで。こんなに傍にいるのに、物足りないくらいに感じてしまって・・・
小さな寝息も、時々ピクッとする手足も、何言ってるかわからない寝ごとも、全部が愛おしく思えるんですよね。
何より忙しいのに2週に渡ってきてくれたことが本当に嬉しくて、明日も楽しみなのに、寝るのがもったいないみたいな・・・
続く・・・連載エピソード別・目次は
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