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Girls' Talk~恋バナ倉庫~(旧・沖縄より愛を込めて

ここでは色恋沙汰&ビューティーの話をつれづれと。

   

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遠距離恋愛:『男泣き』

テーブルの上の携帯電話がSATCのテーマ曲を流し、震えています。
液晶に出た名前は『R』。割と最近仲良くなって、なりゆきドライブでうっかり手を出されかけたレンタカー屋の男の子(26歳)がいたんですが、その人でした。

佐藤 「・・・Rって出てるよ(顔が険しい)」
さくら 「レンタカー屋のお兄ちゃんだよ(様子見)」
佐藤 「出ろよ(有無を言わさず)」

電話に出ちゃって、気まずい話になっちゃったらどーしよう。。。と思ってたけど、実際出ない方が怪しいし、人といるからって切っちゃえばいいだけの話だと気づき、電話に出ました。

Rくん 「(中略)飯でもどうかと思って」
さくら 「今、内地だよ」
Rくん 「あー、そうだった!そうだったよね!!(敬語がとれてる)忘れてた!」
さくら 「今ね、ご飯食べてるところなんだ」
Rくん 「あ、まじっすか?あー、なんか邪魔しちゃったかな。俺、昨日Fさん(レコードレーベルの人)とライブハウスで会って、その時に(中略)なんか知 り合いなんだーって話になって、『お前、さくらちゃんとどういう関係なんだ』って聞かれて、一応友達って言っておきましたけど、Fさんとなんかあったんす か?」

狭い世界に住んでるんだ・・・と実感するような話しでしたが、切るタイミングを完全に失い、佐藤くんは携帯をぽちぽちしながら暇つぶし(顔が怖い)。とりあえず、戻ったら飯行きましょう、いつ帰ってくるの?と続き、電話が切れました。

さくら 「ごめん、切るタイミング失っちゃって」
佐藤 「すっごいよく喋る男だな」
さくら 「なんかこないだの仕事の関係の人と知り合いだったらしくて(簡単に事実を説明)」
佐藤 「で?1日に帰るって答えてたけど、なんか約束でもしたの?」
さくら 「ゴハンでも行こうかって」
佐藤 「却下!」
さくら 「え・・・」
佐藤 「お前、隙ありすぎなんだよ。気づけよ、興味もたれてんの、俺が聞いててもわかるよ」
さくら 「(ドキッ)考えすぎだって!異性ってだけですぐに男と女って考えすぎ!」
佐藤 「お前さぁ、もっと自覚しろよ。俺が惚れた女がもてないわけがないだろ?」
さくら 「でも彼氏いるの知ってるよ?」
佐藤 「彼氏がいても、手出すやつは出すんだって!そういうところが油断しすぎなんだよ」

テーブルの下で、足を蹴られた・・・。

佐藤 「とにかく、Tシャツ着てろ。胸があいてない服な。明日買ってやるから」

胸ネタを言われると、ついカチンときてしまう私。
(小柄なくせに、Fカップ・・・)

さくら 「胸隠せって、なんか胸で男釣ってるみたいな言い方・・・」
佐藤 「そうじゃないけど、少しでも隙を見せないように・・・」
さくら 「そうでしょ?なに?佐藤くんもそこだったの?」
佐藤 「よれよれの丸首Tシャツの、なんだあれ、寝巻きか?それしか見たことなかったろーが。だいたい色気のかけらもなかったぞ、お前」
さくら 「じゃあ何で夜這いしたの?」
佐藤 「夜這いするつもりはなかったけど、寝顔見ようと思っただけで、だからなんとなくヤッちゃったけど、キスしたらお前が起きちゃったから・・・俺、別におっぱい星人じゃないし」
さくら 「おかしいじゃん、色気のかけらもないのに、なんで欲情するのか、そもそもなに?私に隙があったからいきなり泊めろって言ってきたわけ?」
佐藤 「ちょっとなんで逆ギレしてんだよ」
さくら 「先にイチャモンつけてきたのはそっちじゃん。私ってそんなに安い?高飛車かもしれないけど、まったくもって安売りしてるつもりはないんだけど」
佐藤 「安くないよ、むしろ高すぎだろって思った、3月の時に」

私が恋愛ネタや好意を示してくれた人に対して常に口にする常套句、「ダーリンとしか手も繋がない」発言のことを言ってたんだと思います。
このとき佐藤くんは、「旧型モデルが高値じゃ、絶対売れ残るだろ?」と言ってたような・・・

佐藤 「けど、志はかっこいいと思った。実は一途なのかなって」
さくら 「一途だよ」
佐藤 「一途かぁ?」
さくら 「一途だよ」
佐藤 「俺のこと好き?」
さくら 「うん」
佐藤 「俺に一途?」
さくら 「(恥ずかしいけど)うん」
佐藤 「じゃあ、誓いのキスして」

テーブル越しに上半身を乗り出した佐藤くん、一応半個室なので外からは見えにくいんだけど・・・

佐藤 「早く誓えよ」
さくら 「・・・・・・・(ちゅうした)」

満足そうににやりとして、佐藤くんは私の後頭部に手をかけ、大人なチュウを・・・いつの間にやら話は沈静化・・・。

佐藤 「見ろよ、これ(股間を指差して)。あれだけヤッたのにすぐコレだぜ?どういうことかわかる?」
さくら 「まぁ・・・」
佐藤 「たぶん、3月の時に半分惚れてたんだろうな」
さくら 「嘘だ。あん時、ユニクロの綿入りシャカシャカ上下セットで、ひどい格好だったのに」
佐藤 「水玉の長靴履いてた。あとニット帽に銀縁メガネな。ぱっと見すっげーおばちゃんが来たかと思った」
さくら 「寒かったんだよ、あの日」
佐藤 「けど、話したらおもしろくって、だから海行こうって誘ったんだよ。お前の生き様っていうか・・・なんか頑張りやで、とんがったキャリアって感じ なのに、時々すっげーかわいくなって、見てて飽きなくて、好きとかはよくわかんなかったけど、もう一回会いたくて、次の日家まで行ったら鍵閉まってて、 内地行ったとか聞いて。あー、連絡先聞いとけばよかったって思ったけど、あの後鹿児島行っても、また会いたいなーって思ってて、今と比べたら全然曖昧だ し、正直見た目的にないだろって思ってたけど、たぶんそうだったんだと思う。こないだ再会したら、夏だから全然雰囲気違ってて、正直思ってたより細くて おっぱいでかかったし、明るいところで見たら思ってたよりちょっとかわいかったし、もしかして夜這いしたのは、それでもっと興味出たからかもしれないけ ど、そうじゃなくて、だからお前のおっぱいとか、そりゃおっぱいも大好きだけど、そういうのじゃないから」
(だいたいとりとめなくこんなかんじのことを言ってた)
さくら 「へー、そうだったんだ・・・」

私はまともな話ができるし、楽しいし・・・が、男前+ステキな体系で3割増しになってたとその時は思ってましたけど・・・

佐藤 「それより、今俺がどんだけお前のこと好きかってことの方をわかっててほしい」

なんだか胸がきゅーんとしました。

さくら 「(佐藤くんの両手に自分のを重ね)ちゃんとわかってるよ」
佐藤 「・・・・・・」
さくら 「そんなに想ってくれてありがとう。私も同じくらい好きだってわかってほしい」

佐藤くんの両手が私の手をぎゅっとつかんで、自分の腕に突如顔を伏せて静かになった佐藤くん。
びっくりしました、肩がほのかに震えてた。

佐藤 「・・・いっつも不意打ちばっかだな」

もしかして、佐藤くん、泣いてたかもです。「なんで泣くの?」って聞こうとして、言い出せずに、そんな彼を抱きしめてあげたくなってました。
私の気持ちをちゃんと伝えたら、こんなに喜ばれるなんて思いもしなくて。
口では上から目線なくせに、この人は本当に誠実な人なんだって、この時は素直に信じられるようになってたことに気づきました。

・・・続く・・・他の遠恋の話はこちらから→Rankingにほんブログ村 恋愛ブログ 遠距離恋愛へ

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